3Dプリンタを作ろう!
今日はガチのトラブルでびびりまくりでした.自作3DPが動かなくなる完全終了級のトラブル.7月10日に「3Dプリンタを囲む会」をやるのですが、デモプリントが出来なくなるところでした.
トラブルは、過去に何度かトラブっている「静電型近接センサ」でした.
普段は自室のデスクトップPCのUSBで自作3DPを動かしています.
7月10日には1階の会場に3DPを移動し、note PCのUSBで動かしますので、今日はnote PCにCuraをインストして動作チェックしました.
そしたら大トラブル、なぜか近接センサの感度が5mmぐらい狂ってしまったのです.近接センサの半固定ボリウムが接触不良になったのかと思って再調整しました.
ところが、デスクトップPCで稼働させると近接センサの感度が元に戻ります.つまり、近接センサの感度が、USBの先に繋ぐPCによって5mmも変動してしまうのでした.
原因
3DPと机とPCを取り巻く1平米ほどの空間の浮遊容量が原因でした.
静電型近接センサの回路を物凄く簡単化するとこんなです.現物のブルーの部分がコンデンサの上側の電極です.対GND容量の変化を増幅して近接信号を出力します.
↓端的に言えば、下側電極はステージです.黒いのがステージで、これ全体が下側電極です.
↓ただねぇ、電気的にマジメに考えると非常にアバウトというか、いい加減なものでした.ステージはfloatingなのでどこをどう走って対GND容量を形成しているのか不明でした.周辺物体のすべてが浮遊容量を形成していたはずです.人間もPCもUSBケーブルもです.
それでもデスクトップPCで運用している限りでは結果的に安定して動いていたので今までずーっと放置していました.ところが本日、note PCに変えた途端、静電型近接センサの感度に大きく影響したのでした.恐ろしい.
対策
↓これがステージ.3DP業界ではベッドと呼ぶのがポピュラーです.
↓塗装剥がしは断念して、代わりにアルミシートを裏面に接着.
【おしらせ】
pdfをダウンロードしていただけます.全36ページ.
3DP印刷部品のstlファイルを無料ダウンロードできます.
Marlinのvscode project folder詰め合わせも無料ダウンロードできます.
まずは無料立ち読み版をご覧になってはいかがでしょうか.(pdf)
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除いやあ、よかったよかったです。ご安全に。
返信削除