2021年7月27日火曜日

【分解】中華メモパッド(液晶)について

先日秋葉原を訪れたとき、上海問屋で液晶メモパッドを見かけました.

不覚にもわたしは初めて目撃した商品でした.

表面はブラック.厚みは5mmほど.自発光はしない.ボタン電池内蔵.SWを押すと消去.
ダイソーで¥500で売られていたこともあったそうです.
Amazonで¥1000ぐらいで買えます.

上海問屋では買わずに、AliExpressで注文しました.¥783
サイズは8.5inch.スタイラスペンで擦るように書くと緑色の線が残ります.時間が経っても消えません.コントラストはあまり高くないです.消す時はボタンを押すと真っ黒に戻ります.
動作メカニズムはこうらしい.
・書くときは筆圧で液晶を乱すと緑色になる
・消す時は電気的に液晶を整列させるとブラックになる

画素という概念は無く、1枚で1画素ですね.電圧を加えて液晶を整列させるだけなので安価に製造できるようです.

厚みは5mm.

さて、惜しげもなく分解です.
↓表面の周囲のテープを剥がすとプリント基板が見えます.
↓液晶パネルから電極が出ています.PCBに接続されています.
↓液晶パネルは簡単に2枚に剥がれます.間にはベトベトした緑色の液晶が挟まっています.コレステロール系の液晶らしい.
↓2枚に開いた液晶パネルを再び貼り付けると、気泡が入ってしまいます.一面グリーンになります.
↓PCBに電極を接触させてSWを押すと、ブラックに戻ります.
↓PCBを外して裏面を見ると、意外にも回路が入ってます.
左側半分は、SWレギュレータですね.交流高電圧を液晶パネルに与えているのでしょう.電圧は測りませんでした.
右方のトランジスタが何の役割なのかは不明.

以上をもって、上海問屋で見かけた液晶メモパッドを理解出来ました.

買ったばかりでしたが、破壊しました.

エイメン

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