今日は懐かしいものが手元にあります.
往年の名機EDベータのEDV-5000です.懐かしい、なにもかもみな懐かしい.
天板を除去したところ.
いやはやすごい.メカの複雑さもだけど、電気回路のごちゃごちゃがすごい.電源はシリーズだし.こんな力技が電気製品の価値の源泉だった時代が在ったのです.この当時はメカ設計者や電気設計者が企業の競争力の源泉だったことが窺えます.(現在の企業価値はクラウドの向こう側な)
♪マッハバロン 眠れ眠れ♪
♪お前が静かに 眠れる世の中が♪
♪平和で一番すばらしい時♪
さて、EDベータは永遠の眠りにつくのか、それとも復活して再び動き出すのか?
それでは故障解析.
↓まずは通電せずにカセットを挿入してみる.
ローディングは2つのシーケンスから成るです.
①テープをドラムに巻き付ける(狭義のローディング)
②カセットを着座させるエレベータ(広義のローディング)
エレベータメカが何処にもリンクしておらず、バカバカになっています.
初見のメカですが、これは故障が一目瞭然.
↓黄色の突起が青色の位置で白い部品に挿入されてなくちゃいけませんが、外れています.
白い部品は回転します.黒い部品が白い部品の回転によって着座動作します.同じ機構が左右にあります.白黒の挿入長さは4mmぐらいありそうですから、こんなあからさまに外れるなんてことが起こるのでしょうか?
↓問題のエレベータ部品を取り出しました.この上にカセットが載って上下動します.
↓さきほど抜けてた突起がこれです.
しかしどうやって欠けた突起を修復しますかね?
3Dプリンタの部品では強度が心配です.
理想は金属削り出しでピン形状部品を作って接着だけど旋盤持ってない.
穴を開けるのも難しいです.中心補強体がドリル刃の邪魔になるので上手く中心を狙って穴開けできそうにない.
部品取りのEDV-5000があればそれから臓器移植できる.
↓3DPで作るならこんなもの.
つづく
自動車修理みたいに旋盤にとりつけます
返信削除削ります 穴が開きます
プラモのランナーを旋盤で削ります
穴にはめます
接着剤つけます
問題は 素材と接着強度
根本を太くしないとだめ?
3DPで作ってみました.これから試してみます.どうなりますか
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