自宅の屋根に設置した太陽電池の発電電力を地域の電力会社に売電している人は大勢いると思います.
太陽電池の発電電力を電力会社が割高で買い取る仕組みは、自然エネルギーの普及促進のため、スペインだとかドイツで導入された仕組みが元祖だと思います.それを真似て、たしか菅直人内閣が日本に導入したのじゃなかったかと思います.それでSOFTBANKがメガソーラーに参入するぅ~と怪気炎を上げていたのはその後どうなったのかしら???
いくら普及のためとはいえそんな無茶なという意見もあるこの買い取り制度、スペインでは風力発電がタケノコのように増え、電気料金に転嫁されて電気料金が上昇し、電気料金には転嫁しない法律を作ったが買い取り義務は継続とのことで電力会社が赤字になり、それじゃぁってんで買い取り価格を下げたら、風力発電投資の事業計画に大穴が開いてと、、、しっちゃかめっちゃかな状態になっているとか.
市場原理で動いている経済主体に計画経済要素を強制注入させようとする企てはこうして滅んでいくのである、、、、フォッフォッフォッ
などとバルタン星人の真似をしていたところ、なんと日本でも破綻の足音が聞こえて来たのがこのニュース.
http://www.asahi.com/articles/ASG9N4K71G9NTIPE01D.html
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASG9N4K71G9NTIPE01D.html
言ってる事はこんなです.
・九電のピーク需要は1500万~1700万kW
・九電管内の太陽光発電は7月末時点で339万kW
・九電は2020年度に600万kWになると予想
・太陽光発電が急激に増えすぎて安定供給の危機だ
・なので太陽光発電の買い取りを一部中断した
急激に増えすぎて安定供給の危機だ、というのがテクニカルにどういう意味なのか、詳細は知りませんが、感覚的には総量1500万kWのところに有象無象の340万kWが割り込んでくるとなると、23%ですからずいぶん大きなポーションだと思います.太陽光発電がそんなに増えたのかと感心しました.力率がヘロヘロになったり、電力の潮流制御に失敗して同期発電機が脱調して停電したりするリスクがビンビンに増えちゃうのでしょうか? (ちなみに東電のピークは6000万kWだそうです)
そんなこんなで九電は、太陽光電力買い取りを一部中断すると言ってます.まだ全面中断ではないようですが、九州全域に拡大する可能性があると記事に書かれています.それはヤバイでしょう.
家庭の売電を中断しても経済に即座に悪影響はないでしょうが、メガソーラー施設は初期設備投資を長期間かけてチビチビと償却するビジネスですから、売電を止められたら倒産しちゃいます.EUの不幸の足音が日本にも忍び寄ってはいまいか?
職業訓練で太陽電池設置業の講座があったくらい、官民一体で推進してきた国家プロジェクトだったろうに、どうやら九州方面から変調をきたしてるようです.
太陽電池メーカー、太陽電池向けシリコンメーカー、太陽電池設置業、ここら辺の株式をお持ちの方は売りの季節が到来かも.
中古太陽電池のバッタ屋に安いパネルが出回る時代の到来は、わたしにはうれしいかも.
http://hirasaka001.blogspot.jp/2014/07/blog-post_7.html ティヒヒ
かしこ
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特別未発達地域で直接使うにはソーラーはそらあ便利、知り合いの車屋さんが落雷で交換のパネルを貰ってきて、
返信削除インバータを繋ぎ100vに上げて使われています。
これなら充分合いますが、家庭用は約1/3の商品を補助付きで(補助があるのは特定メーカー、台数規制)約2倍の電気料金で売電、(買電)
メーターは1.5から8万と換わります。
http://blog.livedoor.jp/sanyotaiyoukou/archives/51178281.html
産業用?
http://kakaku.com/taiyoukou/industry/
持っていて損はない太陽電池.
削除電撃的、
返信削除電気ラケットを味わってしまった。
指先がぶん殴られたように感じ、ムカデの心境が判った。
東北電力も九州電力に右に習えの検討中だとか。
返信削除大容量の蓄電池を用意しなければいけないだとか周波数の安定度に問題が起こるとか言っているようです。ヤマダ電機や住宅メーカーなどは売電で節約!みたいな売り方しているのに売れなくなってしまいますね。
イカン!、国策がぁー
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