まだ8月だというのに雑誌Interfaceの2021年10月号が発売されました.特集が3Dプリンタでした.Amazonで注文しようかと思ったけれど、中身をみてから買いましょうということで本屋でチェックしました.
買うほどのことは無かったかな.注文しなくてよかった.
全体の1/4ほどが3DP特集でした.
光造形やFDMのような様々な3DPの紹介から始まります.
ワークフローについての解説がメインでした.3DPのワークフローというと3D CADの取り扱いが主になりますが、fusion360のようなGUIのCAD softではなくて、TEXTベースのモデリングtoolが紹介されています.
ラズパイのケースを設計する実例などが載っています.
「3DP入門特集」と言ってもこれだと入門の役には立たないと思われます.
3DPを自作するための入門ならば、hotendを含む機構系の解説と、Marlinのようなfirmwareの解説は避けられないけれどそこには触れてないので、市販の3DPを購入する読者が対象なのでしょう.
市販3DPを買った人は、モデリングにはfusionを使うんじゃないのかなぁ.スライサは3DP付属のアプリを使うのがフツーだと思う.
自作派にせよ市販品購入者にせよ、FDM-3DPの取り扱いに必要な知識とは、樹脂の反り、剥がれ、hotendの詰まり、樹脂の引き摺り、サポートのコツ、変なフィラメントによる被害、、、などの溶融樹脂搬送系ノウハウだと思うんです.ま、そんなのに根性入れて編集しちゃったら紙面が全然足りないし、Inferfaceという雑誌の対象読者層から逸脱しちゃいますがね.
というわけでInterfaceの3DP特集はなんか中途半端でした.3DPはInterface誌で扱うべき対象ではないのでしょう.
当ブログの「ラベル:3Dプリンタ」を通読して沢山のトラブル事例でげんなりする方がFDM-3DPについての知識が身につくと思いました.
かしこ
【おしらせ】
pdfをダウンロードしていただけます.全36ページ.
3DP印刷部品のstlファイルを無料ダウンロードできます.
Marlinのvscode project folder詰め合わせも無料ダウンロードできます.
まずは無料立ち読み版をご覧になってはいかがでしょうか.(pdf)
歯ごたえなさすぎでしたか。(藁)
返信削除もう、こうなったら平坂さんがCQ出版へ企画持ち込んでみましょう
もしも発売の暁にはお布施として購入させていただきます。
ボリュームありすぎたら、基本、応用、上級と三部構成でがっちり儲けてください?
CQ出版社がメカ設計っぽくなってしまったりして.
削除てかコミケで同人誌を売りましょ.