2025年2月9日日曜日

読書

読書しなくなったわ.読者の皆さんも同様かと思う.

スマホ登場以前は電車に乗ったらポケットから本を取り出して読書だったが、今ではnet見てるか、ブログ書いてる.本を読まない.知的退化だ.
論文を読むにしたってAbstructをチラ見して捨てるか、興味があったら末尾のまとめに飛んでしまう.(pdf)
特許文書を読むときも「解決したい事」「図表」を見て捨ててしまう.(pdf)

「わかりやすい経済解説本」みたいなのを上梓してるとある教授のカバンがわたしの足元に置いてあって、少し中身が見えた.たぶん知人から献本されたりした物だと想像するのだけど、カバンの中に読みかけと思われる本が5~6冊入っていた.物書きってのはこんなに本をたくさん読むのかと驚いた.わたしがアニメをたくさん見るのと同じだわ~~

ところが昨日は、ガルクラ公式本の1980年代の新聞みたいな小さな活字を隅々まで読み耽った.「こんなに活字を読む能力が残っていたのか」と我ながら感心してしまったぞ.

さて、先日秋葉原書泉で見かけた本.店で買わずにAmazonで古書を安く入手してしまってごめんなさい.そんなにAIの本じゃないと思うんで、AIゆうてるのは売るためのkey wordかな...
 「『機械学習・AI』のためのデータの自己組織化」
工学社の本って好きなんだ.
古くは高校生時代に読んでた雑誌IOの頃から割と好きで、独特の端折り感がある.
教科書めいた数式ドリブンでなく、かといってブルーバックスみたく数式をぶん投げてしまった結果、ポエムと化してしまっているのでもない.自分の知能にちょうどいい感覚.

なのだが、この本の10ページ目ぐらいでいきなり知らない言葉が登場.
微分作用素と随伴作用素って知らないんだが.....(汗)
調べたところ、微分作用素とはdiv,rot,∇みたいな、式やvectorの頭につけて勾配を求めたりする記号の仲間らしい.それはそれで良しとしよう.
けど随伴って何だ?
行列だと転置&共役した行列を随伴行列と呼ぶそうなのだが、微分方程式を随伴させるってのは未体験ゾーン.解析力学のコトバだっけともよぎったが違うっぽい.わたしが知らない物理とか数学の呪文だ.

この本のstory構成によれば、微分方程式を解こうとするとややこしいけど、数値計算では差分とかでチャラくやります的な流れなので先へ進むことにする.

微分作用素と随伴作用素についてはスルー.さよなら.

かしこ

24 件のコメント:

  1. murasaki
    あー、好きというのがなんとなくわかります。工学者の本はなんか推敲や編集されてなくてざっくりしている印象。えらい人の講釈というより生情報を読み取っていく感じ。会社の同僚が書いた共有用のメモ書きみたいな。
    メモリマップとかの資料や命令セット表など重宝してました。

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    1. 要点ここだから的なメモ書き=工学社

      案外重箱の隅ネタの本を出すところもおもしろいとこ

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    2. murasaki
      追加の賛辞
      重箱の隅系の情報ではあるものの、なぜか知的な興奮というか満足感と得した感があるコラム。大好物。
      ここの部分だけ伝えとけばあんたなら後は大丈夫でしょう的なメイン記事の前略後略感。
      抽象論抜きの具体的な内容は学者向けでは無くエンジニア向け。

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    3. USの書籍ってやたらと実用的ノウハウ開示的な本がある
      日本はあんまりないですね
      なんでもdocument化する文化と、雰囲気で伝わる文化の違いか
      そんななかで工学社は独特なposition

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  2. M
    微分方程式に現れる微分作用素(微分操作)は離散化(差分化)すると行列で書けて、行列は転置&複素共役とれるけど、それを離散化する前に戻したのが微分作用素の随伴(adjoint)、、ってイメージですかねぇ

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    1. あぁ、そうゆうイメージなんですね
      少しばかり理解
      しかしなんで随伴うんたらをいままで知らなかったのか、なんだかなー

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    2. >微分作用素
      微分方程式は、
      ・差分方程式に変換できる
      というのは知ってましたが、「離散化」から来てるんですね・・・・しかも「行列」にできるとは。
      >微分作用素の随伴
      もしかして、ちょっと前に書いた、
      ・虚数階の微分
      とかも、この近辺にある概念のような気がする。
      要するに、
      ・「高次元の世界」で、「90度回転」させてるイメージ
      (どこが「要するに」だよ。もっと「ワケ分かんなく」なってるな・・・)
      (まぁでも、この表現も「当たらずとも遠からず」な、気がしますが。)

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    3. 何となくですが、
      ・sin を 微分すると cos になる
      ・同時に、位相が「90度」進む
      ・複素平面で言う、「90度回転」と同じ
      が、同時に成り立つのは、
      ・随伴してるから
      と言うことなのでしょうか?
      ※この辺が、私の理解の限界です・・・・

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    4. 読者
      売店の近くのイートインの場所だったかで知り合った数学科の院生がマクローリン展開じゃないけど そういった公式を考え出すのが修論の課題で大変だよなどといってのを思い出した
      医学部は事例を報告すればいいのでそういうのないとか 実験やってそれでうまく物ができればOKみたいな学科とちがうよ みたいなぶつぶつ言っていた 文系の先輩は 古事記なんかのそういう歴史ものの文系は 論文はすでに枯れていて調べつくされていて 時代によって話をひっくりかえした評論がでてまたもどったりしているといっていた たまに江戸時代の徳川家の古文書がでてきて発見されたなんてニュースがあったりすると新たな研究材料なのでそれだけで論文がかけるらしい なので文系で博士号をとるのは難儀だよといっていた
      文系で博士課程なんてよっぽどのお家がお金持ちないとしかいなかったらしい(今時はわからんが)

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    5. せんせえ 「微分演算子が複素共役になっている」
      せいとA 「えっ京焼がなにか?」
      せいとB 「理Ⅲがどうかしましたか?」

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    6. せいとA 「ウチに古文書がある奴は論文書ける....」
      せいとB 「宇宙人からもらった金属板ならあるよ、解読しろよ」
      せいとA 「よしそれだ!」
      後日、
      せんせえ 「オカルトはムーに通報しなさい」

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    7. ※個人的には、「90度回転」というのは、
      ・別次元に行く
      のと「同じである」と言う感覚があって、
      (複素平面だと、「x軸」が、いきなり「y軸」に、なっちゃうし)
      人間も「90度まわす」と、「別次元に行ける」のかなー、と夢想する。
      ※で、「あちらの世界」で、また「90度まわす」と、こちらの世界に、
      ・180度反転
      して、戻って来る。
      ※「180度反転」とは、勿論「反対側を向く」ではなくて、なんとなく、
      ・皮膚が「反対」になる
      (「内側」が、「外側」になる、と言ったほうが正しいか?そんな状態で、生きてられるのかは知りませんが・・・)
      ※なんか、「グロい妄想」で、申し訳ありません・・・

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    8. 存在自体が虚数みたいな奴っていますよね
      いま最も虚数なのは石破だな
      1ppmすら実数領域に存在していない虚ろなる者

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    9. 読者 神保町で数学の本とか売ってますよね 行列の本なら読みすすめそうだけど 微分積分は3ページも進める自信ない 大学入試の数学参考書なら細かくかいてあるからそれからのほうがよいかな 今時なら参考書大量入荷で中古本屋は210円でありそう 大学授業レベルの入試問題もあるそうなので 公式を覚えなおすところからやりなおし 数学の本はなかなか読み進めないので「お得」だそうだ

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    10. 読者 偏微分 。。。

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    11. 読者 本棚の微分積分の本を開くと
      ロゼッタストーンくらいのわからない文字だらけ
      音楽ファン「ロゼッタストーンといえばじゃんじゃかじゃんのエレキギターすっよ」
      自分「昔のノートはどこだ?それをみたほうがいい」
      「いまや なんでもyoutubeだよ」ということを思い出した
      よしこれをみれば 60秒で寝れるきがする 

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    12. 肩や腰に小さな添え字がたくさんある数式は目がチカチカします

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    13. 左上にEとかAのひっくり返しがあったりするとますますげんなりしますな

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    14. 読者 Aをひっくりかえすとターンエーガンダムになりんす

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    15. 「∀」が、「顔文字」に使えるのを発見した奴は「偉い」と思う。
      が、しかし何故か、
      「ヨ」は、あまり使われてるのを見たこと無いな・・・
      ※つか、「こんな記号」自体を考えた奴も、どーかしてるよな。
      数学記号には、「一般人が見ても良く分らない」モノも多い。
      が、お陰で(なのか?)
      ・数学記号には「国境がない」
      (どーせ、一般人には分からないから)
      というのも、またスゴイと思う。

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    16. ダイハツのK自動車に∀みたいなフロントグリルがあった

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