2014年12月8日月曜日

相談を受けたりしたゴニョゴニョとしたリフォーム

無茶なお金をかけずに、なんとなくゴニョゴニョとやって直すような無茶なリフォームをやっていると、知り合いの知り合いみたいな筋から、リフォームの相談を受ける場面がチラホラとあります.

アパートが空き室になったからクロス貼ってくれんかの?というのは簡単な部類.床が抜けたのを直してくれんかの?というのも簡単な部類.便器を交換してくれんかの?は床の排水管の位置が大抵合わないので、撤去してみてやっぱりダメだぁ~などと結構大変な目に遭って死にそうになります.

清掃や塗装や移設のために排水系の金属パイプを撤去してから再組みするとよく起きるのが、劣化したパッキンが破れて再利用不能になってしまい、悪いことに互換品が入手不能で、どーにもならんので自己融着テープとシリコン接着材で固めてケリとか趣味の工作レベルの事態に見舞われてゲッソリします.

エアコンがまたいろいろあるんだわ.
既設のエアコンを外して、別の物件に取り付けてくれんかの?という相談で、エアコンが200V仕様だと判ってボツになった事があります.新品のエアコンを取りつけようとしたら、コンセントが200Vだと判ってブレーカーを100Vに直すなんてのもあったりする.バルコニーに置いたエアコン室外機を、天井付近に壁付けしてくれんかの?という相談で、寸法を描いてみたら、室外機の下端高が170cmぐらいで、頭をぶつけるんじゃないかと指摘したらボツったりしました.室内機から水が漏れるというのでチェックしたら、室内機が傾いていたためドレーンへ流れずにこぼれ落ちていました.しかし最悪だったのは、配管が外れて冷媒が失われて新品エアコンをオシャカにしてしまった事件でした.

200VのIHレンジを使いたいので200Vを増設してくれっていうのも複数ありました.民家で電気配線図が完備した物件って、自分の所有する家も含めて一度もお目にかかった経験がないのはどうしたことだろう? ブレーカーの行き先を探すのがめんどくさいんだが...

雨漏りを直してくれんかの?という相談は、屋根は守備範囲外なんで基本的に無理なんですが、その物件が平屋ということもあり直せるかもと思って瓦を一部撤去してみたところ、屋根の谷部分の銅板に穴が開いていて、雨水が下にだだ漏れになって野地板などがボロボロになっていました.耐水板とゴムシートとシリコン接着材でゴニョゴニョと直したつもりですが、大雨が降ったら別の箇所の雨漏りが発覚したりしてモグラ叩きかもしれぬ.そこまで逝っちゃってたらもう知らんわ.

玄関ドアの一部が雨水で腐ったので、大量の接着剤で補修したなんてのもありました.

わざわざ新品に交換する意欲もないし、大した美的要望もないし、金もないし、けれど機能的に行き詰まっていて困っている人っていろいろ居るものよのうと思うゴニョゴニョかつ無茶なリフォーム体験なのでした~.

#でもガスは手が出ません.事故賠償は不可能だし.技術的にも法的にも手出し不能.

かしこ


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6 件のコメント:

  1. 東京ガスはガス管やガス栓等のインフラ部分の工事は儲けなしかヘタしたら赤字でやってるので任せた方が良さそうです。
    しかし、給湯器、床暖、風呂は高い材料代&下請けの儲けがキッチリ乗っているのでDIYもありかも。

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    1. 機器関係の原価率は25%ぐらいだと知ってしまうとむしろ不幸みたいな

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    2. 今回の大雪で孤立した地区はIP電話&オール電化が多くて、電気のデメリットが明らかになりましたね。
       風呂の給湯器が古くなって交換しましたが、2年しか使ってない中古セミオート24号を2万程度でゲットし、ガス会社に激安3万円で交換してもらったことがあります。 同じメーカーだけど、ガス管水管の出入口がすっかり変わってるんですね。
       2年しか使ってない理由は、オール電化セールスに騙されて、まだ新しいのに交換したようです。
       他にもまだ新しい石油温水暖房器一式を数分の一でゲットしたこともあります。これもオール電化の口車に乗せられた被害者さんからです。こっちは自分で工事しました。

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    3. 大雪で停電したら、トイレも流せないし、暖房もできないみたいで困ってるらしいですね.我が家は夏はエアコン、冬はガス床暖なので両刀使いですが、エコロジーなシステムは導入してないので光熱費はかかります.

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    4. 新品エアコン放出事件は他人事ながら衝撃でした。
      原発の施工業者も同レベルなようです。
      http://sasayanpcy.cocolog-nifty.com/plein_conte/cat39507575/index.html
      「平成21年5月28日、柏崎刈羽5号機、原子炉付属建屋内機器冷却用冷凍機の油圧検出配管漏油時の写真です。
       元弁付近からの油の伝わりを発見し、弁を閉めるためキャップを外そうとしたら弁全体が回って、元弁と配管の接合部が折損し油が漏れたそうです。」

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    5. 弁を開くか閉じるか、、、一瞬の判断で爆発みたいな瀬戸際で生きている人もいるみたいで、なんだか宇宙戦艦ヤマト2199の 藪機関士みたいでしびれちゃいます.核分裂生成物の大気放出は金輪際やめてほしいものです.

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