2020年5月3日日曜日

STM32でDCCを作る方向で (10) STM32でUSBHSとSPI1が両立する品種は?

もう夜更けだが更新する.出し惜しみはしないってことで.

STM32でDCCを作りたい.USBHS→CPU→SPI→FPGA→DAC という信号の流れになる.

SPIは25Mbpsよりも高速でなければ32bit384kHzを通せない.それにはSPI1でなければならない.SPI2SPI3は遅いのだ.どうやら速度違いでAPB1/APB2の2種類あってSPI1だけ高速になっているらしい.

ゆえに、SPI1とUSBHSを共にONに出来なければDCCの要求仕様を満たせない.

ところがSTM32は全peripheral機能をONには出来ない.外部pin本数が全然足りないからだ.あっちの機能をONにするとこっちの機能はONに出来ないというジレンマが多々ある.

ここに地雷があった.

下表はF2xx/F4xxのpin数が少なめの品種について、SPI1とUSBHSの両機能をONに出来るかどうかを調べたものである.〇=可能、X=不可能
 〇 STM32F205RE     64pin
 X STM32F207ZG    144pin   Nucleoあり(今使っているもの)
 〇 STM32F215RE     64pin   Aliで売ってない
 〇 STM32F217VE    100pin   Aliで売ってない
 〇 STM32F405RG     64pin
 〇 STM32F407VG    100pin  
   STM32F415               Aliで売ってない
   STM32F417               Aliで売ってない
 〇 STM32F427               Aliで少し売ってる  
 X STM32F446RE     64pin   Nucleoあり
 〇 STM32F446ZE    144pin   Nucleoあり

なんということでしょう、、、現在targetとして使用中のNUCLEO-F207はダメなんだよ.まじかっ!

さらに言えば、はんだ付けの手間を考慮すると100pinや144pinは嫌であって、64pinが好ましい.

またAliexpressでたくさん売られている品種であってほしい.安いのがいい.

そんな事情を考慮すると、ほとんどが脱落してしまい、残るのは205REと405RGしかない.お値段安いしこいつらは神なのだった.

205REは現在Aliexpressからの船便(たぶん)を待っているところだ.プリント基板を作らにゃいかん.

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プリント基板といえば、数日前に中華様から届いて夜更かしして火入れしたもの.
大サイズ: XC95144XLの開発基板
中サイズ: XC9536XLの開発基板
小サイズ: Arduinoのクローン  ←なにかとたくさん使うんでね

かしこ


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