2020年12月27日日曜日

「神様になった日」最終回、これは駄作、愚作だ

こんにちは、アニメの観すぎヒラサカです.

2020年のTVアニメが続々と最終回を迎えている頃、アニヲタの皆様におかれましては益々ご健勝のことと存じます.

放映中から評判が悪かった「神様になった日」がめでたく最終回を迎えました.

後半を観るだに酷いもんだとはわたしも思っていましたが、最終回を観るまでは結論保留しときました.

肩透かしを喰らったとかいう意味ではなく、感動的作品を作ろうとしていながらああも愚作になってしまった作品は珍しいと思います.

あらすじはこうです.
神と名乗る少女が現われ、主人公男子の生活がその女子によって掻き回される.

正体不明の女子であったが、ラスト4話ぐらいで急速に正体が判明する.
女子は不治の病で死んだと思われていたが、とある科学者が量子コンピュータを脳内移植して一命をとりとめ、それどころか一般人よりも活発ともいえる知力を得ていたのであった.
某国家機関が女子を捕らえ、開頭手術を行った.量子コンピュータの設計を盗むためである.量子コンピュータを除去された女子はほぼ廃人になる.

主人公は女子の療養施設をつきとめ潜入し、女子の意識を回復させるべく様々なリハビリを献身的に行い、女子は少しだけ喋れるようになり、施設を退所し主人公と生活する.友達多数に取り囲まれて、、、、

実というと、最終話のBパート1分目ぐらいまでで観るのを中止したので、ガチのラストは目撃しておりません.Aパートを通してクソ寒い三文芝居に嫌気が差していたのですが、Bパートで友人に囲まれてチヤホヤされるシーンで堪忍袋の緒が切れました.「もう見てらんねぇ、ブチッ」とTVを消しました.

全12話のうち、7話までがヲタクネタでした.麻雀回もその一つでした.他には映画撮影する回だったり、ラーメン屋の経営を立て直す回だったり、単発episodeの連続でstory構成と言えるような筋書きは7話までは見当たりませんでした.
8話だったと思うのですが、謎のハッカー少年が女子の正体を特定してstoryが動き始めます.動くのが遅い.
9話で量子コンピュータの秘密が明かされ女子は何故かすんなり捕らえられます.10話でハッカー少年が施設への潜入の手助けをしてくれるが、そのハッカーの動機が不明.11話で効果的だったリハビリがたかがTVゲームなんですからガッカリします.最終回で女子を娑婆へ連れ出すことに成功する...

「神様になった日」にあるのはプロットだけで、視聴者を納得させるような肉付けが無いです.しかも1~7話は無駄.

廃人化した女子の介護に一生を捧げるつもりであろう主人公に納得できません.親族ではないし、結婚したわけでもないのにそこまでする献身性を主題にしてもねぇ、、、誰も賛同しないんじゃないですか? まして感動などしねぇって.正直気味が悪いです.

脚本の麻枝准は、死にそうな病気から回復して「神様になった日」を構想したそうです.死にそうになって思いついたstoryといえばその通りかもしれませんが、リハビリが必要なのは麻枝准さん、アナタ自身です.

マエダ、オシマイ

2 件のコメント:

  1. 正直、面白かったのは麻雀回だけでしたね。

    6話以降追っていなかったので、10〜11話(の途中で消した)は観たんですが・・・もうラストなんてどうでも良いかなっと。
    ”世界が滅ぶ”などと意味信は言葉が、自身が死ぬこと(?)などとくだらん意味だったとは・・・。

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    1. 鍛冶屋さんおはようございます

      >途中で消した

      あははー、わたしはあと10分ほど忍耐力があればラストまで辿り着けたのですけど、脱落しました

      >自身が死ぬこと

      ありましたねそんなの.わたしもそこでガクッと来ました

      酷評されたり大赤字だったりするとスタッフ打ち上げの空気も重くなるそうです.
      2020年のP.A.WORKSはハズレ作品が多かったので少し心配です.

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