電車の中で

能登地震で倒壊した家多数です。

倒壊するには、柱が折れるか梁が折れるか、フツーそう考えるでしょうけど、わたしは違うと思うんです。

先に壊れるのは、柱と梁の接合部のすっぽ抜けまたは折れだと思います。接合部とは「ほぞ」ですね。

ほぞって細いので折れやすいし、古い家屋だと外れ止め金具が貧弱です。

人体でも骨折するより先に関節脱臼するざんしょ。

グラグラ揺れてる家の、どこか１箇所のほぞが外れたら、そこへ向かって重量がのしかかりブラックホールヘ呑み込まれる物質のようにぺしゃんこ。

あと、倒壊モードでありそうなのが、地震の縦揺れでコンクリ基礎から土台(木材)が脱落する現象かと。古い家では、コンクリvs土台の接合が哀れなくらい弱いもんです。

土台がズッコケると、そこへ向かって重量がのしかかりブラックホールヘ呑み込まれる物質のようにぺしゃんこ。

↓伊勢原の実家は絶対に倒壊すると思ってた。この壁の少なさに呆れる。筋交いほとんど無し。火打も無かったかも。土台も昔ながらで所々にボルトが顔を出してる程度。こんな家なら犬小屋の方がマシだ。

それで、2013年に耐震補強工事をやりました。

シロアリ＆耐震、自己流リフォーム INDEX

↓基礎vs土台結合補強。火打金具。（火打は梁にもつけまくった）

↓土台〜梁まで12mm合板で補強中。天井裏まで合板を張る事で柱と梁の結合も補強するのよ。

犬小屋以下の家でしたが、これで倒壊はしなくなっただろう。そこらじゅう壊れるとは思うけど、べつに壊れたって構わない。倒壊しなけりゃいいです。

↓伊勢原リフォームの出費は１１４万円でした。システムキッチンも交換したので増えた。

伊勢原リフォームは65日間ぐらいで終ったのだけど、今やってる物件は170日間はかかる予想なので、どんだけ状態が悪くて広いのかが所要日数からも分かります。

かしこ