http://hirasaka001.blogspot.jp/2012/12/blog-post_27.html
その後、口直しと言ってはなんですが萩尾望都の「スターレッド」を読んでいたわたしでした.旧い作品なので、読んだことのある人は知ってるだろうし、知らない人は全然知らないと思います.
一方、年明けのTVアニメでは「新世界より」が2クール目に入り、朝比奈富子からセカイが何を警戒して種々のタブーを設けているのかが明かされました.朝比奈富子曰く、超能力を持つに至った人類は各自が核兵器並みの潜在力を秘めているので、人類自体が安全保障上の脅威なのだとのことでした.あらら、これって「スターレッド」のセカイみたいな話だね~と思いました.
なるべくネタバレを避けつつ「スターレッド」を以下に紹介します.
↓「スターレッド」はSFです.地球で暴走族のリーダーをしているセイさんが主人公.彼女は火星植民地の生き残りであることを隠して生活しています.それと、特A級の超能力者であることも.
↓地球政府には超能力開発局がある反面、超能力者を排斥しようとする者もいて、排斥したい人は「超能力の獲得は人類の退化だ」と主張します.実際、セイさんは視力がありませんで、透視能力で生きています.
↓まだ地球人が知らない宇宙政府でも、超能力者は宇宙を破壊するとして排斥されます.
とまぁ超能力についてそんな意表を突いた設定のストーリーです.なので「新世界より」を観るだに「スターレッド」を連想してしまいました.
↓「スターレッド」で最も心を打たれるドラマチックなシーンは、滅んだ異星の超能力者エルグが自ら狂うシーン.セイが死んでしまったので、太古に超能力文明を開発して滅んだ惑星と精神融合して消滅します.淡々とした「フルバ」を読んだ後の口直しのためにこのシーンを読みたくなりました.
まだ「スターレッド」を読んだことのない方にはオススメしておきます.
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