2013年8月8日木曜日

ガンダムUC 1-5のネタバレと少々残念な感想の件 (第3巻)

さて、第2巻のラストの状況をまず整理すると、UCを託されたバナージがネオジオンの手に落ちて衛星パラオにいる.そこへ、連邦の戦艦ネェル・アーガマがUC奪還作戦を仕掛けてくる.フル・フロンタルはパラオを放棄する覚悟を決め、密かにシステムモニタを取りつけたUCをバナージごと脱出させ連邦に返却する一計を案じた....

ネェル・アーガマは「ハイパーメガ粒子砲」をパラオの発着ポートへ打ち込む.モビルスーツの発進を阻止するためだが、連邦の攻撃を事前に察知していたフル・フロンタルはモビルスーツ隊をすでに発進させ済みだったようだ.ハイパーメガ粒子砲というネーミングはダサいなぁ.
衛星パラオは小惑星をサイド6に近傍に移動させたもので、民間人も住んでいる.
それと気づかずに逃がされたバナージは、ポート14でUCを発見.UCを連邦に持って行けばこの戦闘は終わるとの考えで、システムモニタが密かに付加されていることなぞ知らぬまま、バナージはパラオを脱出する.
この戦闘に並行して、ネェル・アーガマのモビルスーツパイロットのリディは、ミネバを連れ出して地球へ向かう.リディの父親が連邦の上院議員なのでミネバを引き合わせることで戦闘を中止させることができるかもしれないと考えたからである.しかしリディさん、フツーなら軍法会議で死刑になりますぜ.
フル・フロンタルは、UCのNT-D(newtype destroyer)を起動条件を知るために、マリーダのクシャトリヤにUCと一騎打ちさせる.ここでフル・フロンタルがNT-Dを解説する.NT-Dは、交戦相手がニュータイプだと判ると、自動的に発動して交戦相手を殲滅するシステムである.マリーダの親を自認するジンネマンは、マリーダが噛ませ犬として利用され、フル・フロンタルに「たかが強化人間扱い」されていることに怒りを覚える.
NT-Dが発動したUCによって、クシャトリヤはなぶり殺しのようにされ、ネェル・アーガマに捕獲されてしまう.パラオでは、バナージが捕虜だったが、今度はマリーダが捕虜になってしまった.パラオ攻略戦はここまででひとまず終了.
戦闘が終わり、現状維持派のエージェントであるアルベルト・ビストは、ネェル・アーガマの秘密通信室から、
ビスト財団の現状維持派のリーダーであるマーサ・ビストと話す.マーサ・ビストの指示は、マリーダさんを北米のオーガスタに移送せよ、であった.オーガスタには、強化人間を再調整して寝返らせることのできる施設があるからだ.
そのころ、ネェル・アーガマの艦長室では、UCが示す座標へ向かうのでそこでUCを起動せよとバナージを説得していた.その座標とは、宇宙世紀00年の大惨事の現場、「ラプラスの遺跡」であった.
ネェル・アーガマを追うネオジオンは、ラプラスの遺跡にもやってくる.ネオジオンのミッションは、1)ガランシェール隊はマリーダの奪還、2)フル・フロンタル隊はUCを追い詰めてNT-Dを発動させる.
マリーダの奪還は失敗し、ビスト財団がさし向けた輸送船で、マリーダとアルベルト・ビストは地球へと向かう.
UCは、フル・フロンタルとの小競り合いの末に、大気圏へ落ちてしまう.果たして各自の運命は? to be continued.
最後に登場人物のステータスを整理しておくと、
  バナージ+UC        地球へと落下
  ガランシェール        3巻では描かれていないが、UCを追って地球へ向かう
  フル・フロンタル       軌道上にいる
  ネェル・アーガマ      軌道上にいる
  ミネバ様                リディと一緒に地球のアーセナル上院議員のところへ向かう
  アルベルト・ビスト    地球のオーガスタへ向かう
  マリーダさん           オーガスタへ向かう

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