わたしは2011年1月1日から定職には就いていません.暇だというのもあって地域社会に首を突っ込みました.今ではそれを悔やんでいます.
しかしお目出度いことに、この8月末日をもって地域社会からの完全なるエクソダスを達成する運びとなりました.最後まで残っていた民生委員から8月31日付けでエクソダスできる予定.辞職理由は「オレがやる仕事じゃねぇや」です.
やってみて判った地域社会の特徴は、
・誰にでもやれる仕事をちんたらやる(もちろん無報酬)
・上下関係がシャキッとしてない
・受けてばかりいると仕事がどんどん増える
・やめちまえと言いたい業務が多い
・保守とリベラルと宗教が入り混じっている
長年に渡って粘り強く地域社会に貢献している人々とわたしとの違いは、組織に対する帰属意識、労働と報酬、そういう神経回路が異なるようでした.
例えば町内会役員と根本的に理解し合えないところは、昔からここに住んでいる町内会役員にとっては、町内会が自分の内部存在なんです.ヒラサカはそうではありません.町内会は外部存在であり、是々非々で町内会に協力するべきかどうかを決めます.ゆえに町内会から離脱する可能性は常にあります.だけど、町内会役員のメンタリティは、自分が日本人であるとか自分は家族の一員であるというのと同じレベルで町内会の一員なんです.だから、町内会で虐めやパワハラが在ると知っても、クビを掛けてでもそれを批判する意思なんか生じる訳がありません.そういう思考制限のかかった人々とは協調できませんし、第一そんな組織なんか意味がわかんねぇっての.
地域社会においては、組織の金を横領でもしない限り金銭的報酬はありません.まぁ誰にでも出来る簡単な仕事ですから無報酬に甘んじるのは妥当なのですが、イベント実行委員会だったりすると何かと手間はかかります.時間が取られます.ひら的にはそういう業務は、ちんたらしていてシャキッとしていなくてただかったるいだけの無駄骨という位置づけになってしまいます.
しかし、そういうちんたら業務を好きでやってる人々が地域社会を支えているわけで(支える必要性はさておく)、彼らは一体何を好きでやってるのか? 1)友達同士の部活動に身を委ねるのが好き、2)批判精神は持たない、3)役人や議員が好き、4)褒められるのが好き、、、観察結果からそんなところかと思っています.
報酬の定義は必ずしも金銭だけとは限りませんから、1234のような精神的報酬もありですけど、ヲタクの精神構造とは違いますね.ヲタクとは自己の趣味を孤独に愉しむ者であり、他者からの干渉を基本的に拒みます.ゆえに他者との協働に重きを置く人や、他者から褒められてナンボな人はヲタクとは思考様式が異なると思ふ.
報酬の観点で地域社会を考えると、ヲタクは地域社会活動には向かない人種のように思われます.
結論としては、批判精神がなく、褒められ体験に飢えていて、非ヲタな人は地域社会へどうぞどうぞ.地域社会は貴方にとって心地よいセカイになるかもしれません.
エイメン
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