民生委員の辞職願だったか退職願だったか忘れましたが、所定の用紙に「一身上の都合により」と書いて封筒に入れ、郵便ポストに投函しました.
これで地域社会からのエクソダスは全て完了という運びになります.誠に目出度い.
もう風呂に入ったし、あとは寝るだけだったんだけど、夜半に外出すると飲み屋に入りたくなるのは習性であって、共済病院前バス停の郵便ポストから歩いてすぐの「田吾作」に入ろうとしたけど店外の明かりが消えていて、お客は居たけど閉店時刻のようでした.
スタンレー前の信号を渡って「ノムネン」に入店し、奥のカウンター席でばくだんを一生懸命混ぜ混ぜしてたら見覚えの無い女性に声を掛けられ、「えーと」とトボケていたら奥さん関係の面子でした.どこかで面が割れていたようでした.
そういや昨夜は「すみれ」で外飲みだったんだっけ...
「町内会から足を洗ったんだ」とはなしたら、町内会は今後どうなっちゃうんだろうねぇと訊かれたので持論をしばし述べました.
後継者不足により、町内会のような地域限定型ボランティア組織は下火になる.後継者不足により、イベント実行委員会型ボランティア組織も下火になる.今後存続しうるボランティア組織は、オフ会あるいはNPOのような、目的志向型・地域非限定型組織だ.ゆえに行政は、町内会への補助金を廃止して、NPOの支援に切り替えるのがベター.ただし競争原理を働かせるのは必須.
というような事を延々と説きました.
そうしたら、ナイスな質問を受けました.
Q:町内会がもうダメでNPOに切り替わるとして、NPOの中から町内会に取って代わるような大きな柱は出現するのかね?
これがナイスな質問だというのはどういう意味かというと、質問主は、町内会のような「常にそこに在る汎用的な組織」しか発想できないんだね.それは未来が見えていない.わたしはこう答えました.
A:その問題設定が間違いです.大きな柱のNPOなんか出現しないんですよ.個別の目的限定の小さな無数のNPOが誕生しては死ぬんです.
質問主は理解したようでした.質問主の気分は暗く沈んだようでした.
かしこ
コンピュータの世界でも、
返信削除中央集権型(IBMの汎用機とか)から、
ネットワーク型(汎用PCの組み合わせ)に主流が移ったように、
政治・経済の世界でも、同じ潮流があるんですかね・・・
というか、やっぱりインターネットとかが普及して、一般人でも、
その違いを「肌で感じられるよう」になってきて、そうなったのか。
でも、「既成の利権者(ないしは、その周辺関係者)」には、
その流れは認められないんでしょうな、やはり。多分、
「じゃぁ、これから『誰にすがればいいの?』」ってことなんでしょうか?
ダウンサイジングですね、懐かしい.90年代初頭でした.
削除つい先日、目黒区の地域活性化基本案とかいうのを読みましたら、町内会と住区にテコ入れする、後継者不足は行政も承知しているのでテコ入れする、町内会と住区は地域の基本だ、という現状維持・発展論がかかれていました.苦笑しましたが.
行政がそう唱えても、いまさら地域・土着に目覚める若い世代は少ないと思うんですがねぇ.地域・土着の組織に助成を行うと助成が固定化して緊張感が失せるので多かれ少なかれ腐敗するし.その腐敗を目当てに乗っ取りにかかる勢力もいそうだし.
だからNPOへの毎年契約更改型の助成にシフトしたらどうよ、とわたしは思うわけですが、行政にその審査能力も審査権限も無いのもまた事実なわけでして、実現は難しいと承知はしています.それにどのみち審査過程に政治家がしゃしゃり出てきて歪められるのは火を見るより明らかなわけでしてw
日本人が誰にすがって生きているのかというと、寺や神社や教会にすがって生きている人は昔も今も少数派で、大多数にとっては「仕事仲間」が心の紐帯なんじゃないかとなんとなく思います.同じ釜の飯ってやつで.