2017年8月20日日曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (37) 穴を掘るだけの簡単な仕事です

CNCでプリント基板を切削するのは世界中でたくさんの人がトライしています.わたしがCNCする目的の一つもこれです.
↓プリント基板の切削にはこのような細いブレードを使います.先端は0.2mmだったかな?
少しトライしてみたんだけど、問題がありました.プリント基板には少なからず反りがあるので凸な部分は深堀になってしまい、凹な部分は浅掘りになってしまいました.ステージへの基板の取り付け方法を、多数箇所で固定するようにするべきと思います.

↓ステージのオリジナル状態.
3筋の溝はワークの固定金具を引っ掛けるために存在します.ゆえにワークのY寸法は矢印の範囲に限定されてしまいます.さらにステージの稼動範囲が狭いため、どうにもこの3筋の溝は使い勝手が悪くてイマイチなんです.

ネジ穴が無数に空いた金属板が欲しいです.ネットを探したところ、光学実験装置にアルミブレッドボードと云うカテゴリがありました.25mmピッチのネジ穴が空いたアルミ板が200x200mmで¥1万ぐらいします.そんな高額な投資をする気はナッシング.

そこでproxxonフライスのステージを改造しました.

↓改造後の状態.
10mmピッチで穴を開けまくりです.さらにタップで4mmのネジにしました.タップはもちろん手動です.穴を掘るだけの簡単な仕事とはいえ、右手がとても疲れました.自分を褒めてあげたい.
↓150x100のプリント基板を装着したところ.平面を確保できたのでこれなら正しく削れるはず.ステージの可動範囲もこれなら無問題よ.

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かしこ

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