2020年7月29日水曜日

反重力、US海軍パテント、マジかっ!?

今回はオカルト、フリエネ、UFO系の話題です.
米軍関連団体らしいのですが、UFOの反重力機関についての特許が2018年に申請されています.読んでみました.(US10144532)

特許書類の全体構成は、反重力理論のご紹介を3つ、その後に実施例のご紹介となっています.数式も若干登場しますけど、理論面はこの特許書類を読んでもなんだかわかりません.またこの特許文書の解説で特許が成立するとも思えません.


反重力理論の1つ目の根拠は、Harold E. Puthoffというオカルト超心理学者の「真空分極によってエネルギー質量を取り除くことが可能」という論文を根拠にしているようです.
同論文のabstractには、一般相対性理論はテンソル方程式で時空を記述するが、真空を分極媒体と見做すアプローチを提案するというような文言になっています.たぶんですが、質量だけでなく真空分極でも空間を歪ませることができるよ、とでも言ってるんじゃないかしら.論文をDL出来たのでじっくり読んでみようと思います.

しかし残念ながら、この特許文書を読んだオカルト回路ヲタクが自作してみようとしてもまず不可能です.にわかには実現不能な点として、10^18V/mの電界が必要、ガンマ線が生成される、などと書かれています.真空分極のために10^18V/mが必要だと言われても、そもそも真空の絶縁耐力が持たないだろうってそんな高電界じゃw

2つ目の理論的根拠として、ゲルトセンシュテイン効果というのが登場します.「ロシアの理論家MEゲルトセンシュテインは、強い磁場を通過する光が重力波を生成するという革命的な概念を説明した」  →こんな論文 

3つ目の理論的根拠として、50歳以上の人なら記憶しているかもしれませんが日本人が発見した「右回りのコマは軽くなる」が登場します.


実施例に移りますと、1つ目の反重力理論を実現する方向で書かれているようです.
TR-3Bのような三角形の宇宙船の2辺にマイクロ波導波管が付いていて、この中で高周波を共振させます.すると真空分極が生じ、マイクロ波近傍に反重力場が生じると、宇宙船は右側に堕ちてゆく、そんな構想のようです.船室がシールドされているのはなんか可愛いです.
マイクロ波、共振、というwordからは「EMドライブ」を連想したのですけどEMドライブとは違うように思いました.

#反重力回路で空を飛びたいです

かしこ

5 件のコメント:

  1. こういう”夢”のある話はよかです^^)。
    やっぱ、エンジニアたるもの夢(夢想・空想・妄想・幻想・・・)は忘れちゃイカンですな!。

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    1. 鍛冶屋さんこんばんわ.
      出願者が海軍長官と書かれています、US海軍さんオカルト大好きのようです.
      フィラデルフィア計画とかありましたし.

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    2. エリア51に履歴書を送る

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  2. トヨタ自動車が、常温核融合に、本気で取り組んだのが30年くらい前でした。開発はどこまで進んだのでしょうか。ムーの見解は?w

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    1. 理論はともかくとして再現性は既にバッチリらしき常温核融合と聞きますが、相変わらず擬似科学扱いなのには恐るべき陰謀が。。。
      パラジウムに水素吸蔵させているうちは平和(ピンフ)で無問題で良いのですが、ウランに水素吸蔵させると純粋水爆の起爆装置が簡単に出来上がってしまうと言われ、もしもそれが明るみになったらNPTなんかただのお花畑になってしまうそーです。
      信じるかどうかはアナタ次第です。

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