TVアニメの話題です.
「GREAT PRETENDER」は第5話まで放送されました.オリジナル作品です.まぁ楽しいんじゃね?って思います.サイトにNetflixロゴが表示されているのでNetflix銘柄なのでしょう.資金と品質には心配無用かと思います.
けれど、、、企画的には微妙かなぁ.ヲタクに訴求する要素を感じません.既成のヲタク要素をパコパコッと嵌めてチャクッと作った感がないんです.結果的にそれは、本作の同人誌が花盛りになったり、本作のコミック版が出版されたりというヲタクビジネスの広域展開には結実せず、「あれって良作だったよね」で終わってしまうと思います.
もっとも、Netflixが調達したいWW market向けコンテンツはそんなのでOKなのでしょうけど、ひら的には初見で消してしまう作品ってかんじ.
「天晴浪漫」はP.A.WORKS制作です.アニメと同時進行のコミカライズが出版されていますが原作ではないようです.2020.4放映開始でしたけど、コロナ戒厳令を挟んで復活放映中なり.
幕末のUSでサムライがカーレースをします.その設定からして面白くなる要素ないわ~と虚脱してしまいます.ところが悲しいかな、丁寧に良心的に作られているんです.よくこの企画を通せたなぁと思うんですが、keywordが西部劇+サムライですから本作もWW market向けなのかも.だとすると本作もNetflix銘柄なのかと思ったけどそうではなく、KADOKAWAが中心のようです.KADOKAWAさんも海外MKがんばってください.
「富豪刑事」もわたしを混乱させます.筒井康隆の古い原作で、丁寧に作られている.でもでもヲタクに訴求する感じはしない.なぜにこれをアニメに?
監督がSAOをやってた伊藤智彦かぁ.今放映中のSAOアリシゼーションがちっとも面白くないのは監督が交代したせいかなと思っていたら、伊藤さんは裏番組をやってるんですね.がんばってください.
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いま、日本アニメ業界の行く末について一部で議論があります.日本アニメ業界は今後どうするべきか?というテーゼです.
1)WW market志向がよい
2)WWなんか無視して日本ヲタク文化をもっと発酵させるべきである
こんなの正解は決まってる、両方やれ、だ.
業界にカネが落ちて来るのは歓迎されるべきなので、外資様のお好みのコンテンツをお造りしまぁすでOKOK.
そうしたらシラケたアニメばかりになってしまうという危惧はわたしは不要だと思います.だいいち、日本人による企画だって、ただ原作に忠実に作ったとしか評価しようの無い駄作がたくさんあるじゃないですか.あれらだって、XXX出版社様のお好みのコンテンツをお造りしますに他ならないわけで、金が落ちて来るなら外資だろうと幸福の科学だろーとなんでもいいでしょ.
そうやって糊口を凌いでいるアニメ制作者の中に、虎視眈々とチャンスを伺う奴が棲息できていればそれでイイ.
スターウォーズは初期3部作(EP456)を頂点として、EP123は薄味になり、disneyに制作権が移ったEP789は駄作と化しました.ああなっちまったのは当然です.初期3部作はルーカスというSF映像ヲタクのオナニーなので面白かった.けどEP789は平均的視聴者が嫌がらない要素の集積ですから面白いわけがないです.(EP8は少しオナニーしてたから少し好きだった)
昨今のわたしは「ジョン・ウィック」が楽しいと主張していますが、ジョンウィックは平均的視聴者層なんか眼中にありません.如何にして殺人を快楽的に描くか、コミカルな銃器描写、闇の組織、インモラル、、、そういったオナニーだから楽しいんです.
スターウォーズはハリウッド資本の帰結としてオワコン化しました.でも同じハリウッド資本からジョン・ウィックというオナニー映画が出て来ました.
日本のアニメ市場も、つまんねぇWW向け作品と、楽しいオナニー作品とが併存して発展してゆけると楽観的に考えています、わたしは.
「GREAT PRETENDER」「天晴浪漫」「富豪刑事」からはオナニー要素は感じられませんが、温かく見守ります.
ちなみに今期TVアニメでオナニー臭が漂うのは、「宇崎ちゃん」「彼女お借りします」「俺ガイル完」かしら.「Lapis Re:LiGHTs」はよくわかんね.
ともあれdisneyしね
生存戦略しましょうか?
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