2021年8月21日土曜日

石定盤 自作3Dプリンタ、3号機MKII 設計資料(メカ)

石定盤の上に構造を建てる自作3Dプリンタの3号機MkIIが完成したので設計資料を公開します.こちらにfusion360 CAD filesを置きました.

外買い部品は概ねこちらで網羅しているのでご覧ください(一部抜けもある).

以下では各部の説明をします.

追記:Amazonでフィラメント激安祭り中.なんじゃこりゃぁ?

全景
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Y軸全景
Y軸、モーター部
モーター(NEMA17)の取り付け方法は、発熱でPLAが溶けてしまうのを避けるためPLAへの直付けはやめて、厚さ5mmのアルミ板にモーターを取り付けました.
Y軸、プーリー部
プーリー軸はM5なのでボルト・ナットもM5です.ベルトのテンションをここで調節します.締結トルクが大きいのでPLAが陥没しないよう25mmのワッシャを使います.
Y軸、ステージ下部
2つのリニアベアリングを納める15mmの穴があります.突き出した棒にベルトを固定します.
ベルトテンショナーを使用
ボルト締め箇所には、インサーションナットを使っています.M3xD4xL4
Y軸、ステージ台座
ステージ下部に載せてボルトで固定します.
この上にステージを両面テープで3点支持します.ステージの作り方はこちら

Z軸全景
Z軸はリードスクリュー駆動です.
Z軸、天端
リードスクリューに608ZZのベアリングを使います.
Z軸、モーター部
リードスクリューに608ZZのベアリングを使います.3号機MkIIではリードスクリューの上下をベアリングで位置決めすることにしました.それに伴い、カップリングはスリット型にしました.(リジッドカップリングは偏心する場合があったため採用をやめました)

X軸全景
X軸、モーター部
モーターの熱がPLAに伝わらないように鉄製ブラケットを使います.遮熱のため紙エポ基板を挟んで固定します.
X軸、プーリー部
ベルトテンションを調節します.PLAが陥没しないようM5x22mmのワッシャを使います.
X軸、ベアリングホルダ、hotend
発熱するhotendはアルミ板に取り付けます.遮熱のため紙エポ基板を挟んでPLAに締結します.写真には映ってませんがベルトテンショナーを使います.
ブルー部品はendSW押し
ベルトクランパのCADデータは変な形状ですが、造形が細いのではみ出した部分を切断する前提の印刷形状です.
印刷モデル
完成形
放熱器FANを40mmに変換するアタッチメント.接着とネジで組み立てます.

Extruder全景
Extruder部品
下段の部品は石定盤へ接着します.それ以外はM8寸切で組みます.
上端
下端
Extruder
FAN取付部品.

エレキ
CPUの台座
LCDの台座
配線収納BOX

かしこ



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