総選挙2021の感想文、8-10月政局の収斂点

どーも、総選挙お疲れさまでした．

総選挙の感想文です．

マスコミ各社の調査から導き出される自民党230台予想は大外れでした．

電話に出るのは老人ばかりでサヨクに偏ってしまう電話調査の限界ですかね？

出口調査は期日前投票から選挙当日にまたがってするらしいのですが、それでも予想が外れたんじゃ調査の意味ないじゃん．なんだかなー

立民と共産は選挙協力をしたにも関わらず、両者とも議席を減らしてしまいました．ざまぁみろですが、カジュアルサヨクってそんなに共産が嫌いなのかな？ 立民は好きだけど共産は嫌いってのはわたしには理解できません．どっちも似たようなもんだろうに．

思うに、投票参加者のうち高齢者の比率が下がり、若者の比率が上がったという構造的な原因じゃないのかな？

総選挙が終わり、落ち着いた気持ちで振り返ってみると、8月末のスガさん不人気から10月31日の総選挙までが一続きの政局だったように思われます．

記憶を掘り起こすと、、、

  8月20日頃   岸田が二階クビと言う

  9月1日頃   スガさんが二階をクビにしようとするが失敗

  9月3日      なんとスガさんがクビになってまう珍事

  9月29日    総裁選で岸田総裁、敗退したのは高市・河野・石破・野田

  10月4日    岸田内閣       安倍さん的にはイマイチな人事、新しい資本主義

  10月31日  総選挙      茂木幹事長（竹下派）

いやはや楽しかった．

それでこれを自民党に通底する４勢力の興亡との視点で捉えてみます．

  １）保守本流 →岸田、宏池会、竹下派

  ２）田中派 →二階

  ３）サヨク →石破、河野、進次郎

  ４）右翼 →安倍、細田派、高市

ちなみに、スガさんはこのどこにカテゴライズされるのでしょうか？ わかんねー

最初に滅ぼされたのは田中派でした．

田中派にはケリがついたので、１３４の勢力争いが始まります．

総裁選では、１４連合でサヨクを滅ぼしました．河野・進次郎は人事で干され．

高市が総裁になれなかった理由は、公明党が反対したからというのも在ったと思う．

サヨクが滅んだので１４の抗争が始まります．

総裁選後の人事では、安倍・細田派はいまいち冷遇されてる感がある．

新自由主義批判、新しい資本主義を掲げる岸田は小泉政権～安倍政権に至る経済政策を転換しようとしているかに見える．

今回の総選挙は、右翼票をアテにしなくても勝てるとの証明になった．

幹事長が交代するも萩生田(細田派)ではなく茂木(竹下派)になった．

保守本流vs右翼の静かな抗争が進行中のようにヒラサカは思う．

結果として、８月～10月の政局は保守本流が地固めする過程だったというのがヒラ観測です．

シナリオを描いた誰かが存在したのではなく、行き当たりばったりだったと思います．自民党の「事なかれ主義」が招いた中庸回帰バイアスがそうさせたのだと．総裁選で安倍さんが狂ったように高市推ししてた理由もここに在ったんじゃないかな？ 安倍路線が継承されなくなってしまうという危惧です．

あまり好きじゃないけど岸田政権は長持ちしそうな気がします．ひら的には早い時期に高市にswitchしてほしいけどね．

それでは、夏の参議院選挙を楽しみに待ちましょう．

かしこ