2021年11月2日火曜日

宇宙戦艦ヤマト2205 北部方面統括エージェントAからの短信(第3話)

戦況は芳しくない、我が方の消耗は激しく戦死者は多数.そんな中、北部方面統括エージェントAから、ヤマト2205の報告が入ったのであった...

総司令部へこの投稿が届くことを願う.

彼は第1話~4話の収録された機密DISKの奪取に成功しており、第3話について以下のようにレポートしている.

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北部方面諜報員Aです。
テンポ良く進むヤマト2205の前章。第3話からは怒涛の展開が待っています。

第3話「ガミラス星 最後の日!」

ガミラス星に向かうデスラー艦隊に、ガミラス星から緊急通信が入った。”船足を上げろ”とデスラー。
ガミラス星の大地に突き刺さった黒い槍状の物体(デザリアムハンマー)は三本の脚を展開し、ガミラス星の地中にボーリングを開始した。この3脚というのも、”永遠に”の例のメカを彷彿とさせます。
ガミラス艦が攻撃するものの、強力なバリアで攻撃を一切受け付けない。すでに崩壊を始めているガミラス星のコアを未知のエネルギーで刺激している。
”ボラーではないのか?”とヒス総理。”一体だれが?”
次々と飛来するデザリアムハンマー。
こんなだったっけ?
ガミラス星は大混乱に陥った。
そこに、フラーケンの次元潜航艇とバーガー艦隊が到着。
”父ちゃんの乗ってた船が来てくれたよ”とオットー兄ちゃん。
”引っ越しの際中を狙うとはゲスなやり口だぜ”とバーガー。
”我らが大地を傷つけた報い、この牙でお返ししよう”とフラーケン。
”断じて許すな!!全艦突撃!!”と怒りに震えるデスラー。
飛行甲板を回転し攻撃態勢にうつるデウスーラⅢ。(かっこいいな~)
デザリアムハンマーは攻撃を受け付けないが、”足元を狙われたら”とバーガーのランベアと次元潜航艦がミサイルで足元を狙う。見事倒れるデザリアムハンマー。しかし数が多すぎてとても間に合わない。

”事態は最悪です。よもやあなたが戻られる日にこのようなことが”とデスラーに通信するヒス。
”待機中の避難船団の発進を急がせろ。ヒス君、君も早く脱出を”
”変わられたというのは本当のようですな。いや、それがあなたの真の姿か。ガーレデスラー、ガーレガミロン!”とヒス。
→初代ヤマトでは「もうやめてください」と言ったために撃ち殺されてしまいましたが、今回は長生きしたヒスさんでした.さようならヒスさん.

その部屋にはドビッシーの”月の光”が流れていた。しかもノイズがひどい。いわゆるレコードの音だ。椅子にはマッチョな全裸の男が座っている。
”ノイズがひどいな、デーダー”
”これも味かと”
”甘くみぬほうが良い。ひどいノイズは曲調を狂わせる。針が飛ぶ予兆だ”
”承知しております。メルダーズ閣下”
男は立ち上がると、右目をひとなでする。一瞬、レーダーのようなものが浮かぶ。男の目の淵が黒く染まる。男が歩き出し、服を纏い、マントが背中を覆う。
”回収は遅滞なくタイムライン通りに。記録に存在せぬノイズは消し去ります。”
→この人はどうして地球の音楽を聴いてるんですか?

正面の扉が開く。船のブリッジのようだ。
”グレートプレアデス、前進せよ!!”
画面いっぱいに、巨大な戦艦がせりあがってくる!
→デザリアムのメカってなんかイモっぽいなぁ
そして流れるBGM!来た来た~~!!
このシーン、安田監督の最初の絵コンテでは、デーダーは最初からブリッジの艦橋に素っ裸で座っていたそうですが、さすがにちょっと、これでは部下が可哀そうだ(笑)となり、控室から服を着てブリッジに移動する、という流れになったそうです。

グレートプレアデス、これはオリジナルのプレアデスのさらに上位艦という位置づけで、明貴美加氏がデザインしたそうです。ちゃんとオリジナルデザインのプレアデスも艦隊にいるのが分かります。
バンダイさん、大きいキット出してね。オリジナルの時はメカコレサイズしか出なかったから(企画はあったそうですが)。
(2205記念に製作したメカコレ・プレアデスの写真を貼っておきます)

ガミラス星ではコアの崩壊が始まり、地殻が崩れ、マグマの噴出が始まった。
“おじさま~おじさま~”ヒルデがヒスから引き離され脱出艇に載る。
“親子のようになれたのにな”とヒス総理。脱出艇の中で涙を流し呟くヒルデちゃん“お父さん....”と。
2205のHPでは、ヒスはヒルデを養子にしようとしていたらしいが、ヒルデがヒスの立場を思いやって断っていたらしい。ヒルデちゃんにしたら、なんとなく面影(頭が)がシュルツに似ているからか?2199のヒス最大の功績はヒルデちゃん救出ですね。
ところで、ヒルデちゃんのお母さんはどこにいったのかな?ちゃんと脱出できたのかな?
→母の件はわたしも思いました.ヒルデちゃんがこんな息の長いキャラになるとはね.

イスカンダルを見上げるヒス。“スターシャ様、お慈悲を”
その様子をイスカンダルから見つめるスターシャ、サーシャ、メルダ。
”遂にコアの崩壊が始まったようです。イスカンダルにもどんな影響が及ぶか。どうか地下に避難を。”とメルダ。
今回、ガミラス星消滅に関して、メルダがず~~っと冷静な感じでしたね。
”ガミラスではない。それが何者であれ、狙いはガミラスでは....”とスターシャ様。
ハッとするユリーシャ。何に気付いた??
”アベルト....”
→デザリアムの目的はイスカンダルなのにわざわざガミラスを消滅させる必要がどこに在ったのか、それは後編でタネ明かしされますかね? 

噴出したマグマは次々を人々と待機中の避難船を飲み込んでいく。
”くっ、ここまでか。全艦最大船速、ガミラス星から離脱!”上昇するバーガー艦隊。
その横を、デウスーラⅢが地表に向かって降下していく。
”デスラー総統!!”驚くフラーケン。”無茶でっせ!!”
“総統、危険です”とタラン。
”まだだ、まだ大勢の人間が。救える命があるはずだ。一人でも、せめて一人でも”とデスラー。
キーマンとマティウスの顔が浮かぶ。
”約束したのだ。星を、ガミラスの民を救うと。私は!!”
→デスラー変わったです

しかし次の瞬間、反転上昇するデウスーラⅢ。タランだ。
”タラン!?”とデスラー。
”なればこそ!!なればこそ、今あなたがここで死んでどうなるというのです!”とタラン。
”くっ....”と口をつむぐデスラー。
やったぜタラン!!。これはも忠臣タランだから出来ること。これをヒスがやったら1000%銃殺ですよ。思わず隣で観ている先輩と小さくガッツポーズしちゃいました。

次の瞬間、総統府がマグマに飲み込まれる。ヒスは星と運命を共にした。
ヒルデちゃんの悲痛な叫びが。
そしてついにガミラス星は宇宙のチリと化した。
がっくり両膝をついて崩れ落ちるデスラー。(オリジナルは片膝)
オーディオコメンタリーで福井さんが、惑星が消滅するときって、こうはならないらしいのですが、ま、敵の未知のエネルギーのせいでこうなった、ということで、と言ってました。(いいんです、それがヤマトです)
→あのバラバラになったのは重力が消滅したからだなぁと思いました.
 
オリジナルとリメイク作品の決定的な違いはガミラス星が滅びていない、ということでした。滅びていない以上、ガミラス星が消滅する話と言うのは難しいかな、と思い、2202の時の、“ガミラスの青い肌、青い血は宇宙でも珍しい”という設定から、新たなるでは、同じ青い肌の暗黒星団の人々が、ガミラス人の肉体を狙ってくる話になるのでは?と予想したのですがオリジナルと同じようにガミラス星を消滅させてしまいましたね。
これは福井さん、岡さんも、相当の覚悟がいったけど、新たなる、では外せない、ということでした。

 多くの避難船団が巻き込まれた。被害を免れた船はイスカンダルに向かっている。
その中にヤーブ(藪)の家族の乗った船があるかは分からない。
すると、イスカンダルがサレザー恒星系の軌道を外れて動き出した。
“双子星のガミラスが消滅したから….いや、それにしてもこの速度は….”とタラン。
“追え、追うのだ!!”とデスラー艦隊がイスカンダルを追う。
“全宇宙のガミラス臣民の諸君、ガミラス星は消滅した….我が母星ガミラスは、消滅した…..”宇宙空間にむなしく放送が響く。

ヤマト艦内ではヤーブ(藪)がガミラス星のサーバーにアクセスしようとしていたが繋がらない。部屋の前を通りかかった技術科の人に頼むが、“裏切者が何を言ってるんだ”と無視される。がっくりうなだれる藪。そこに土門が通りがかり、“僕で良ければ”と手をさしのべる。
ヤマトでは今後のスケジュールについての打ち合わせが行われていた。
銀河系と大マゼランをつなぐ亜空間ゲートは、ガルマン星への移住のための最重要インフラとなっておりボラー連邦の襲撃にそなえて守備艦隊が常駐している。(これで本星の警備が手薄だった理由が分かりました)

ヤマトは2日でゲートに到着する。ゲートをくぐれば、イスカンダルとガミラスはすぐそこだ。
“そこでだ、我が艦隊はどうにか両足で立てるようになったかな?古代艦長”と山南が問う。
“まだです。皆それなりに優秀ですが、技術的に未熟です。艦を、兵器を運用する重みがまだ分かっていません。”と古代。
“例の問題児もそうかね?ヤーブ技官の件もそうだが、特にヤマト艦内は落ち着かない雰囲気だ。そろそろ本音を聞かせて欲しいな。土門竜介をヤマトに残した意図を?”と山南。

艦橋の後方展望室で古代と雪が話をしている。(で、結局山南に本音を言ったのかどうかは分からない)
“あいつは俺なんだ。以前、兄貴の死を受け入れられず、沖田艦長を試すような目で見ていた俺と。いや、違うな。もっと重い。あいつは俺の命と引き換えに父親を失った。犠牲に見合う結果を示せるとは思えない。艦長としてあいつを下ろすのが正解だったのかもしれない。でも、俺は….“と古代。そんな古代の肩をそっと抱く雪。
福井さんがオールナイトニッポンの特番で言ってましたが、今回、雪の“彼氏力”がすごい、と。こーゆーところですね。
→古代、陰キャになったものだな.世界中の悩みを独りで背負い過ぎだよ.

一方、土門とヤーブ(藪)も展望室で話をしていた。
“古代さんと森さんのことはガミラスでも話題になっているよ。二人の命と引き換えに時間断層を。地球人ってすごい、って”
“その場のポピュリズムってやつですよ。覚悟して決めたことじゃない。だから、また戦争に巻き込まれそうになったら、軍が結果を操作したんじゃないかってくだらない噂も出るんです。“
フフ、とほほ笑むヤーブ(藪)。“裏切者と不穏分子が政治談議って、なんか笑えるね。でも、人と話せるのが嬉しい”
土門が語りだす。“俺がヤマトに乗ると知ったら、きっと親父は大喜びしたはずです。時間断層が消滅すれば、うちにような小さな下請けは立ちいかなくなる。
(実は南部重工に切られたとか?もしそうなら、土門くん、恨むべきは古代ではなく南部だよ(笑))
→恨むべきは真田さんかもしれん
”経営者として親父は古代艦長たちの救出に票は投じなかったでしょう。でも本当はきっと。俺がかけつけたとき、まだ少し息があった親父は空をみて笑ったんです。ちょうどヤマトが高次元世界から戻ってくるところで。地球を救った英雄、でも親父には自分の人生を壊した悪魔にも見えたはず。それなのに、なんで笑ったりしたのか?“
“今の俺には分かるような気がするよ。だって親父さんは君の腕に…”その時、乗員が目の前を慌ただしく走りさっていった。
その中にいた坂本が土門を見つけて言う。“えらいことになっちまった。ガミラスが….ガミラス星が….”
ヤーブ(藪)の顔がみるみるひきつっていく。

“(ガミラス星が)消滅した”と展望室で島が古代に報告する。
“謎の敵に襲われたらしいが、ガミラス星の消滅との因果関係は分かっていない”と島。
“敵がボラー連邦かもわかっていません”と新見。
地球防衛司令部も情報の収集に追われている。バレルも必死に連絡を取っている。がっくりうなだれる芹沢(すっかりいい親父になっちまったな)
ガルマン星でも情報を入手したディッツ提督が茫然自失状態だ。
“避難船団の一部はイスカンダルに降下したそうだが、そのイスカンダルも軌道を外れて暴走している”と島。
“難民の数はおよそ10万。デスラー艦隊だけで救助できるとは思えない。”
愕然として声も出ない古代。

イスカンダルに不時着した避難船団では作業が行われていた。メルダも作業を手伝っている。ヴァーレン(ドリルミサイルの人ね)が嘆く。“あそこにあったんだ。ガミラス星が。いくら寿命が近いと言ってもこの老いぼれより先にいくことはないだろうに。”
王宮ではメルダがスターシャに、地下の王都サンクテルを避難民収容のために開放して欲しい、と願い出るが、ユリーシャが拒否する。
“あそこは王族以外立ち入ることを禁じられている。儀式も受けていない余所者を入れることは出来ない。”
“儀式…?”とメルダ。この儀式が何かは後章で明かされそうです。

ようやく追いつくバーガー艦隊。
“最大船速でも追いつくのがやっとだと。自然現象じゃねえ。あの向こうに何かがいる”とバーガー。勘がいいね、さすが。
“ゲシュタムアウト反応、多数!!”“何!!”バーガー艦隊の後方に、黒色の戦艦群がワープアウトしてくる。(この時のBGMも、きたきた~~ですね)
その中にはグレートプレアデスの姿もある。
バーガー艦隊を攻撃する黒色艦隊。
“そうか、あの槍の持ち主ってわけか。なら”瞬時に理解し反撃に移るバーガー艦隊。
バルグレイが急速反転し、主砲を撃つ。敵の巡洋艦を撃破。
“ひるむな!槍と違ってあの敵は当たれば倒せる!!”と艦隊に檄を飛ばす。その次の瞬間、“散開しろ、バーガー”の指示が。

咄嗟に散開するバーガー艦隊。次の瞬間、ピンクの光が黒色艦隊を飲み込んでいった。
“ん?”振り向くデーダー。
デウスーラⅢのデスラー砲が火を噴いたのだ。
“ガミラス星を破壊した敵。一隻たりとも逃すな。殲滅せよ!”
あえて抑え気味に言うところが、逆に迫力が出ています、さすが山寺さん!

“針が飛んだな、デーダー”とメルダーズ閣下。
“変動予測の範囲内かと”
“ならばこちらもタイムラインを元に戻そう”とメルダーズ閣下。
イスカンダルの姿が段々と揺らぎ、そして消えていった。
“まさか、惑星がゲシュタムジャンプを”と驚愕するタラン。

一体イスカンダルはどこへ消えたのか?
黒色の艦隊の正体は?
この危機にヤマトはどうするのか?

第4話に続く。

そうかここで終わりですか.
なんか詰め込んであるなぁ、第3話.
ネタを思いっきりぶちまけてます、第3話.
後編でちゃんと回収してくださいね   >  福井さん

第4話では、またしてもヤマトの火力の強力さに舌を巻くことになりますね.2199のメ2号作戦のように.

かしこ

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