もう25年ほどの昔、わたしが最も足繁く通った三宮の餃子店は「ひょうたん」でした。
メニューにご飯やラーメンなど無く、焼餃子しかありませんから、お客は餃子2つ(2皿)などと注文します。わたしは3つか4つでした。カウンターだけの小さなお店でした。とにかく旨かった。その後に幾多の餃子店を試したか数知れませんが、今でもチャンピオンは三宮のひょうたんです。
その後、三宮には2度訪れましたが、ひょうたんに寄る機会には恵まれませんでした。
あれから25年弱が経ち、もう閉じちゃっただろうなと思いつつ、高架下に店舗が連なる路地を歩いていたら、、、ひょうたんの看板があるじゃないですか.....
あっ、此処だ!しかしシャッターは閉まっています。
シャッターには閉店のご挨拶が貼ってありました。その挨拶が泣けるんだわ。
主旨としましては、、、昭和32年から63年間営業してきました。機械も家族も老いました。コロナは乗り切ったものの、老いのため2020年6月で店を閉じました。あのオッサン、つい半年前まで元気だったんか? 今一度ひょうたんの餃子を喰いたかった。
その場にガックリと膝をつき、両手を地面につけてボロボロ泣いたわたしでした(ウソ)。
家族経営で、家族が餃子を製造しているらしき事は店主と客の会話で察知していました。あれからズーッと営業してたのには敬意を表したいです。
我々がひょうたんの前で写真を撮っている時、出張のサラリーマン風な人が店の張り紙を読んで、何処かへ去りました。
追悼、ひょうたん
0 件のコメント:
コメントを投稿