確実に落ちました.実技問題が1/5しかできなかったからです.
いままでいろいろな試験を受けたわたしでしたが、消防設備士乙5ほど試験対策ができなかった試験は初めてでした.受験してみて「へ~っこういう問題が出るんだー?」なんていう受験の仕方をしてちゃダメなんですが、実技試験はどんな問題が出るのか全然わからなかったので、ほとんど模擬試験を初めて受けた受験生みたいでした.不覚でした.難易度を見積もれない勝負なんかしても仕方ないので、リベンジしないで撤退するかもしれません.
では、受験レポートをいたしましょう.
最近よく行く幡ヶ谷の試験センターです.この建物の裏手は消防車の基地になっています.試験会場はここの2Fです.スーツ姿の男性は、電気工事士教材の業者でした.試験場にはよくいるんですよね、教材の業者サン.
今日の試験は、乙3と乙5でした.乙3は50名、乙5は100名が受験者で、出席率は90%と高かったです.合格発表は3月19日、免状交付日は4月16日です.
試験問題を、思い出したママに書きます.
マークシート試験
法規がぜんぜんできませんでした.法規は50点ぐらいかもです.
●つりさげはしごを、壁から10cm距離をあけるように取りつけてねという知識を問う問題.
これは正解できました.
●鋼材のJIS記号で「SS400」の400の意味は何ですか?というすごく意表を突いた問題.
そんなの知るか?と思いつつ、「引っ張り強さ」と回答しまたが、どうやら正解だったらしい.
●焼き入れ、焼き鈍し、焼き戻し、焼きならし、の製法とその意味についての問題で、「焼き戻し」の意味がわかっていれば正解できる問題.できたかどうか自信がない.
●比例限度、弾性限度、降伏点、限界強さ、破壊点、についての問題で、「限界強さ」について正確に覚えていれば解ける問題.よりによって「限界強さ」で攻めてくるとは、、、、これは不正解で終わりました.
●断面50mm2のリベットが500Nの力で引っ張られた時のせん断応力を計算する問題.正解したはず.
●ロープの太さは12mm以上とかいう知識を確信を持って憶えていれば解ける問題.たぶん正解したはず.
●改装面積が1000m2以上なら、既設の消防設備を法改正に合わせて全部改造しろという知識を確信を持って憶えていれば解ける問題.正解したはず.
●工場の2階3階4階5階の避難設備には何が適していて、何が不適なのか?を憶えていれば解ける問題.
この問題って、甲種に必要な知識なのはわかるんですけど、乙種には必要ない知識だと思うんですが、細かいというか、難易度が高いというか、よくこんな問題出すもんだなぁ.不正解で終わりました.
こんなの麻雀に喩えるとつぎの点数計算をせよみたいな細かい問題じゃぁないですか? (789喰い、出和了、ドラ無し) 解答: 発頭=2点、出和了=20点、合計22点=30点、喰いチャンタ三色=2役、したがって、2000点.
●避難器具の個数の減免条件について問う問題.
甲種に必要な知識なのはわかるんですけど、乙種には必要ない知識だと思うんで、試験勉強から除外したら裏目をひきました.不正解で終わりました.
●避難器具を2ヶ装備しなければならない物件は、何物件の何階の収容人員何人か? を問う問題.たぶん不正解に終わりました.これも乙種に必要な知識なのかね?と思う.乙種は設計や施工はしないんじゃないの?
●1階が店舗で、2階以上がマンションである複合物件で、各々を独立した防火設備としてあつかえるための離隔条件.正解したはず.
●救助袋の開口部寸法.0.8mとか0.6mとか0.5mの球とかいろいろな数字が頭に浮かぶが、正解したかどうかは不明.
●救助袋の周囲に確保するべき空間を問う問題.たしか1mで、正解したと思う.
●避難器具専用室の意表を突かれた質問.具体的には忘れました.たぶん不正解.
●避難設備等の標識のサイズ12x36cm.正解.
●消防設備士免状書き換えは10年でどこに届けるか? 本籍地が変わった場合はどこに届けるか? 名前が変わった場合はどうするか? 居住地が変わったらどうするか? というありがちな問題だったが、ひとひねりされていて、不正解で終わった予感がする.
●甲種特類は何の工事ができるのか?という問題も出たのを思い出しました.正解しかどうかは不明.
筆記試験(実技)
5問中1問しかできませんでした.
わたしはマークシートなら実力の20%増しを得点できる共通一次人間なのですが、筆記試験だとからっきしダメダメな人間です.だいいち漢字が書けませんから.「固定環」の「環」を漢字で書けません.「緩降機」の「緩」を漢字で書けません.
●工具とその用途と名前についての問題で、ハクソー、タップを知ってれば解ける問題.これは筆記試験で唯一正解しました.
●救助袋の各部の名称を問う問題.
取り付け具、保護マット、展張部材、それと下記のよくわからん部品が問われました.写真で判るでしょうか?ロープの輪の部分が摩滅しないように水滴型の金属部品を使うじゃないですか?その金属部品の名前なんか知ってる人いるんでしょうか? もちろん不正解でした.
●緩降機の各部の名称を問う問題.D2型金具、着用具、のあたりを知っているかどうか?
D2型金具なんて知らないので不正解.
●緩降機の設置寸法について.
吊り金具の水平部分の高さ=1.5~1.8mとかいう問題.
吊り金具の腰の部分の高さ=50cm以上とかいう問題.
50cmが不正解でした.
●緩降機の連結部、リール、着用具の写真を見て、点検時にどのような点検をするべきかを書く.そもそも名前を思い出せたのは着用具だけなので、正解しているわけがない.
というわけで、消防設備士乙5を受けましたが、歩留まり改善できそうにないので、こりゃ撤退するかなぁと思うんです.
追記: 筆記試験は5個の大問題から成ります.各大問題は4つぐらいの小問題の集合体です.これの採点は、5点 x 小問題4ヶ x 大問題5ヶ=100点のような細かい配点をするそうです.なのでわたしの場合は20点ということはなさそうです.がっ60点は取れないだろう.
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受験ご苦労様でした。
返信削除筆記は3科目平均60%で1科目でも40%以下があると筆記は不合格なのですが、筆記が不合格の場合は実技は採点すらされません。
また甲種は製図があるからかも知れませんが実技の点数は30%という事は無いとのこと。落ちる場合は58%とか555%という点数が表示されます。というのも製図は減点法でつけるからだそうです。だから60%切ったその時点で採点終了とのことです。なんか変ですが。
甲種4類の方がとっつきやすくありませんか?
ははあー詳しいですね.
削除「甲種4類の方がとっつきやすくありませんか?」
まさにそういうハナシでして、4類は人気があるので試験対策がガッツリとあるみたいです.5類を受けたのには別に理由はないんで別に5類にこだわりがあるわけじゃないんです.たまたまwebを開いたら5類が目に止まっただけでw
それと、出題傾向からすると、乙だから簡単合格という期待は今回の受験で失せました.こりゃぁ甲の問題だろ!と思う問題が乙でもバシバシ出題されますから.ひさ~ん
危険物取扱者試験の記事では泡消火器の話をされてましたので消火器がメインの乙6なんていかがでしょうか?
削除たしかに近いように思います.消火器は受験者には人気があるとか.
削除電気系の人なら4類は取りつきやすいかもしれませんが
返信削除覚えることも多く難易度は高いです。
甲種では5類は難易度が一番低いと言われてますね。
私の印象では (易)5-(123)-4(難)かな。
5類は点検整備の内容が少なくて、出題範囲が設計寄りになる。
と思います。
甲種向けの勉強をして、甲乙の両方を受けるのがよろしいかと。
お久しぶりです.
削除「出題範囲が設計寄り」なるほどそうですか、乙なのに、、、ひ~w
3月末ごろが危険物の受験申し込み日なので科目を考え中です.