2018年10月11日木曜日

【18650】Amazonのレビューで「充電できない不良リチウム」というのを見かけるのだが、その原因は、、、

Amazonで18650リチウム充電地を検索すると「3300mAhというのはウソだ!」などのクレームに混じって、「4本買って1本は充電すらできませんでした」などというクレームを目にします.

本日、中華通販から18650リチウム4本が届きました.

なのですが、なんと「4本中2本が充電できません」になっちゃった.Amazonに星1つつけてる人よりも酷い状況じゃないかっ!

しかしわたしはそんなことでメゲたりはしません.原因究明に取り組みます.

【仮説1   電極の接触不良】
18650リチウムって、どうしてかは知りませんが、上の写真のように+極が平べったい形状である場合が多いです.そのため、充電器の+電極との接触が悪くて充電できないことがあります.
実際に何種類かの充電器を試したところ、18650を1本収納するモバイルバッテリーでそういうのに出くわしたことがあります.

【仮説2    完全に空っぽのとき】  ←こちらが本命
充電器は、放電しきって完全に空っぽの充電池を充電できない場合があります.

充電池が完全に空っぽであるとは、電圧が2V未満などと異様に低い状態です.

なぜ充電できないのか?
充電器が充電を開始するには「充電池の挿入を検知した」と充電器に気づかせる必要があります.それにはある程度の電圧が必要で、リチウムの場合は2.5Vぐらいより大きな電圧が(たとえ放電後でも)必要なのではないかと想像します.
ちなみに、わたしの手元で充電できない症状のリチウム充電地の電圧は2.2Vでした.怪しいまでの低さだ.

この「放電しきったら充電できない症状」は、デジカメやスマホでも起きる場合があります.もっともそういう機器は設計がダサいのですが.
わたしが日常使いしているスマホのうちの一台はダサくて、放置してると完全放電してしまって、充電できなくなるんです.そういう時は焦らずにバッテリーを取り出して、直流電源のCCモードで少し充電します.スマホにバッテリーを戻してUSBを接続すると、正常に充電が始まります.素人さんには不可能な技ですみません.

そこで、充電できない中華リチウムにも同じ要領でプチ充電してみます.100mAで1分間ぐらい充電すると2.5Vぐらいに上がって来ます.
その状態で充電器に挿入すると、充電が始まりました.

素人さんには不可能な技ですみません.

【まとめ】
・Amazonでリチウム充電地を買ったら4本中1本は充電すらできなかったなどというレビューは、本当に起きるのだ.
・原因は、リチウムの完全放電であろう (充電可能個体も混在しているので電極接触不良説は薄い)
・そういうリチウムでも不良品なわけではないので捨てるのはもったいない
・プチ充電でリチウムを復活できる.充電できるようになる.
・さもなくば充電器を取り替えてみるのもよいかもしれない
・さもなくば気温が高い方が有利かもしれない

ご注意: リチウム充電池は発火する怖れのある恐怖のデバイスです.プチ充電は電流と電圧の違いが判らないような人がやると発火事故を起こす危険があります.素人さんはプチ充電はやめときましょう.また、これを読んだあなたがいかなる損害を受けようともわたしは関知しませんので.

かしこ!

2 件のコメント:

  1. そんな場合は、百均の制御装置未装備の充電器がオススメ。
    ただ、過充電制御されてないため、過充電を放置すると発熱による電池性能劣化、火災の危険アリ。
    この点は、パナの低価格シェーバーも充電制御装置入ってないので同じかな。

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    1. そうデスか、きわどい物があるんですね。
      上には上がいるっつうか下には下がいるっつうか、注意して便利に使いたいものです。

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