禁酒法日記 第３期（27日目）次は飲食店の自粛破り祭りだ

むかし、UFOはいると思うか？ との問いに対してあるおじさんが「非科学的だからいるはずがない」と言いました．「非科学的なら存在しない」ってイミフです．そのおじさんの脳内風景を好意的に想像すると「非科学的だから議論の対象としない」と言いたかったのでしょう．そう思ってあげます．

考えが浅いおじさんです．

「科学的なら議論する価値があるが、非科学的なら議論の価値なし」と言うなら、それは逆です．科学的に割り切れるissueなんか議論の価値ないです．議論の対象としてふさわしいのは、科学で決まらない事項です．非科学的なissueこそが議論の対象なのです．すなわち、

  １）宗教論みたいな人文系のissue

  ２）まだ科学が追い付いていないので真偽判定できないissue

です．

例えば、女性・女系天皇論は人文系issueゆえに意見が割れるのです．科学で決着なんかつくわけがありません．小室K問題も人文系issueです．小室Kを科学で決着できますか？ できるわけがないｗ

宇宙論のダークマターなどは有力な仮説すらまだ提示されていませんから、議論の的です．

だから、ひら的には「非科学的だからダメだ」という浅い理屈は決して口走りたくないんです．

ところが、近頃は「非科学的だからダメだ」と言わざるを得ない場面があまりにも多くて困っています．そう、コロナです．

コロナは疫病です．疫病への対処は医学です．医学は科学です．しかし、コロナ政策はなぜか非科学的なんですな．

昨今大笑いしたのが、小池による「JR私鉄各社は減便せよ」でした．なんじゃーこの非科学的政策は？ だって減便したら密になるでしょう．実際に減便したら密になってしまったので各社が減便を自発的に中止しました．たぶん東急ですけど、「減便したら密になっちゃったので臨時電車を運行します」には爆笑したわい．意趣返しが巧いねぇ、東急さん．

追記：政府が反省だそうです(5/12)

コロナなんつうほとんど常在細菌レベルの病原体を撲滅しようとする政策は非科学的でダメです．しかもコロナ撲滅のために何兆円もの経済損失と何兆円もの財政出動をするなんて、非科学的でダメです．

禁酒法までやるのに外人は毎月1万人以上入国してるしオリンピック開催するって意味が分かりません。電通を生かすために日本人を殺す以外の意味を見い出せません。

如何にオカルト大好きなヒラサカさんであっても政治経済をオカルトで運営するべきとは思いません．

医師会と政府が非科学／オカルトに傾倒して現生に戻って来れなくなっているところですが、一般の日本人は賢い行動をしています．GWには「私達は自粛やめます」との意思を示しました．いいぞ、その調子だっ．政府が過剰防衛を続けるのなら、市民レベルで過剰防衛を崩壊させてやれ！

今後は、次の段階として「飲食店の自粛破り祭り」が始まるでしょう．

2021年の実績を考えてみましょう．2021年初は戒厳令で始まり、3月22日に解除され、4月12日からマンボーが始まり、現在に至ります．現在の禁酒法はどうせオリンピック直前まで続きます．だとすると、2021上期はウインドウが実に３weeksだけだったのが実績になるんです(東京の場合)．

半年間で営業許可がたったの3weeksとか、飲食店にとっては死刑宣告です．しかもそれが非科学的ときたら、そんなものを遵守して死ぬ奴の方が非科学的です．

東京に禁酒法が発令される数日前のこと、わたしは近所の飲み屋のノムネンの前を通りかかりました．時刻は夕方．夜営業に20時制限がかかってからノムネンは夜営業を中止していました．しかしその日は夕方に店の灯りが点いていたんです．不思議に思って中をチラ見しましたら、オーナーさんと、もう一人中目黒駅近くで飲食店をやっているヒトだったと思うのですが、２人で深刻そうに何かを話していました．

派手に宣伝はしてないみたいですけど、路面店ですから隠しようもないので書きますけど、深刻そうな相談を目撃してから幾日か経って、ノムネンは営業自粛要請とやらをガン無視してフル営業を始めました．いまは２５時まで酒呑めます．やったぜ！ たくさん呑みに行ってやらなくちゃな．こうゆう個人営業飲食店はどんどん増えます．大手なんかビビッて自粛破りできないだろうけど、そんな大手をしり目に個人営業店は活躍してくれよな．

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かしこ