2022年12月10日土曜日

祝、トランジスタ技術 創刊700号(2)2SC1815

わたしがご生誕される3か月前に産声を上げた「トランジスタ技術」は58年を経て700号だそうです.

今月は付録がついて¥1200のスペシャルプライス.
トラ技にしては高価だけど買いました.

「国民的トランジスタ2SC1815とは」という小冊子が付録にあります.

わたしにとっての神トランジスタは2SC372なのですが1815の方がメジャーですね.372はもう売ってないし.あと2N3904も幅を効かせているように思います.
小冊子によると、2SC2458は1815の小パッケージ版なのだそうです.知らなかった.2SC2458といえばわたしが人生で最もたくさん使ったTRです.その正体が1815だったとは....

↓2SC1815/2SA1015はわたしもそれぞれ100個ぐらいづつ在庫しています.
1990年代までは新しいTRが続々と登場していたと思いますが、2SC9999まで行ったら5桁になるんかなと当時思っていました.でも、2SC6000番台までしか目撃したことがありません.今じゃ新商品でも2SAや2SCに登録せずにメーカー独自の品番で売ってるのが普通になりました.

東芝から2SC1815が発売されたのは1976年ごろだそうです.それから46年経ってまだ販売されているとは、サザエさんのような長寿商品と言えるでしょう.これからも2SC1815/2SA1015と共に歩みましょう.

かしこ

21 件のコメント:

  1. murasaki
    2SC372という文字を見ると今でも何か不思議な感情が湧いてきます〜。
    小学生の頃、理屈も分からず子供の科学のとじ込みページに載っているラジオを作ってました。その頃のトランジスタといえばこれでした。
    就職して仕事で回路設計していた頃は確かに2SC1815をよく見かけました。数年したらSMT化して型名も覚えいられない様なトランジスタ使ってました。ていうか、駆動系で使うことが多かったのでダーリントン接続のトランジスタアレイとか使っていたかもです。トランジスタというより半導体でできたスイッチですね。

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    1. 6石TRラジオをバラすと出てきた、錆びたCAN packageの2SB56はゲルマニウムだったのかしら??

      産まれが数年早ければ真空管のイニシエーションを享けていたと思うんですが、真空管から解脱した人格形成がされました.

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    2. murasaki
      真空管はついぞ使う機会はありませんでした。
      あのガラスと鉄と油みたいなゴツい部品群は魅力ですね。半導体は科学者が考えた感じですが、真空管やトランスは技術者が電子を粒子というか物理として扱っている感じ好みです。

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    3. 真空管は電磁気学で動いてるのかな.

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    4. 真空管ポータブルラジオのマンガン電池は、角型で60Vぐらいあったかな.強引だぜ、と思いました.

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    5. 真空管は片方の電極を熱して電子をピシピシ空間に飛ばして反対の電極との間にある網にかけてある電圧で飛んでいる電子の補足具合を調節するイメージ。補足するところで若干電磁気っぽい考え方必要ですが。
      バンドギャップとかいう物性の考え方がいまいち納得いかない。観測してから後付けで理屈つけたに違いない。

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    6. 電子が飛び出すところで仕事関数だったか、あれは量子力学なのかもしれませんなー

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    7. 初期のTRはガラス封止だったそうで(見た事ないけど)光電効果で動作がおかしくなるので黒く塗装されてたそうです.微妙

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    8. murasaki
      あー、電子が飛び出すのは量子力学だったんですねー。がっかり(何が?)。
      電球とかの技術があったからガラス封止だったんですかね。小中学校の頃は普通にCANパッケージもありましたね。

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    9. ラジオから はずしてみれば 6石の 錆の浮き出た トランジスタや

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  2. 東芝製は廃品種になってしまったの後数十年後には、東芝製はプレミアムがついて1個数百円いや数千円で取引される事になるのでしょうか?
    自分はNEC製のトランジスタを使っていたので、仕事で2SC1815は使う事はなかったです。

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    1. いま2SC372はメルカリで数100円ぐらいで出てます.
      NECも良いTRを出していました.大日電!

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    2. >NECも良いTRを出していました
      NECって、有名なTR出してましたっけ?
      (2SC372も、オリジナルは「東芝」ですよ。最近は、怪しい中華製の「2SC1815」とか、あったりしますが・・・)

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    3. >NECって、有名なTR
      自己レス。NECは、
      「2SC945」
      でしたね。(これも、現在「怪しい中華製」、が、秋月で売ってます(笑)

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    4. 2SC945は覚えがあります.これも何かとコンプリだったような.NECでしたか.

      2SC1306/1307という無線機の終段で10Wぐらい出るのがNECだったかなぁ.SWRが悪いとすぐに壊れました.

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    5. murasaki
      NECは毎年水色っぽい表紙の分厚いトランジスタのカタログを出していて、2000番代のあたらしめの型番でやたら性能の良いトランジスタを次々に出していたような気がします。とくに愛着を持って使うこともなく、型番などは覚えていませんが。

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    6. それってA5サイズで分厚いやつだった気がする.
      8pin SOPで高周波用のdual TRとか、ちょっと特殊だけど性能抜群なのをNECが出してて好きでした.

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    7. murasaki
      たぶんそれです〜。毎年発刊されると新しい素子探してました。
      初期のNECのスーパーコンも素子の性能で演算速度上げていたイメージ。

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    8. pdfのおかげでデータブックを収納する本棚が不要になりました.

      (電話帳を配布してたとか信じられん・・・)

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  3. >2SC1815
    >2SC372
    某松下には、
    「2SC828」という、これらの互換品がありまして・・・ (これも既に、廃品種です。)
    (どれが最初に作られたのかは知らないです。確か「トランジスタ互換表」で、互換品として載ってたハズ。)

    >わたしにとっての神トランジスタは2SC372なのですが1815の方がメジャー
    多分、「2SC372」よりも、「2SC1815」のほうが、「市場流通数」が、桁違いに多かったのでしょう。
    (時代も時代だし。恐らく、「ディスクリート部品」の最後の頃に、爆発的に使われたんだと思います。私でさえ、仕事で使った記憶があります。(20世紀の終わりごろか?)
    恐らく、その後(21世紀以後)は「IC, LSI」の時代(「ホントに『くだらない』用途」にさえ、ICを使うようになったので、単体TRは、パワー系とかにしか使われなくなった。)になってしまいましたね。

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    1. わざわざTRを並べる酔狂な回路はあまりなくなってしまいました.
      2SC372は1980年代中ごろにはあまり見かけなくなってたかしら.

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