2024年3月8日金曜日

回路ポエム 入力バイアス電流

今日も回路day.なんじゃこりゃ?と悩みました.

↓60uVを10kΩのVRを通してopampでバッファする回路.60uVというのが特殊だけど、珍しい回路ではないです.確認ポイントは、VRの回転角vs出力の直線性です.直線性の許容誤差は1%未満ぐらいにしたいので、0.1uVオーダーの誤差を気にします.オシロやテスターで直接測れない微小な電圧なので検証は難儀です.
ところが、リニアにならんのです.
60uVが変動しているのではないか?などという仮説を検証したけれどシロのようです.
測定systemがバグってるんじゃないかとも疑ったけど大丈夫みたい.

↓opampの入力バイアス電流が原因っぽい.あまり優秀なopampではなく500nAぐらいあるため怪しい.

↓たとえばVR中央だと5kと5kで分圧されて30uVが出てくるはず.でもそうなりません.5kΩと500nAで2.5uVの電圧降下が生じるのでそれが邪魔しているみたいな気がします.

明日は秋葉原で飲み会なので、飲みの前に秋月でpAクラスのopampを買うことにします.ADはやたらときわどいSPECのICを作るなぁ.
 offset電圧 5uVtyp 20uVmax
 入力バイアス電流 2.5pAtyp 10pAmax
 @¥600もする

あーもー寝よう.AM02:30

かしこ

12 件のコメント:

  1. 出力抵抗一定の可変抵抗器とか作れるといいんですけどね。そもそもポテンショメータのリニアリティの方が先に問題になりそうな気が。

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    1. そうですね。そこはいろいろとはしょってまして。へへへ

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    2. >抵抗一定の可変抵抗器
      www
      ・電圧が一定の可変電圧源
      ・電流が一定の可変電流源
      とか、どうでしょうか?

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    3. (冗談はさておき)
      「入出力インピーダンスが一定になる、減衰回路」
      は、出来たはずです。
      「入力・出力インピーダンスが、共に75Ωになるアッテネータ回路」は、
      テレビのアンテナ入力のところに付けるやつがよく売ってました。
      (強電界地域(送信所の近くとか)で、テレビが上手く映らなくなる時に使われてました。)

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    4. これですね。
      https://keisan.casio.jp/exec/user/1646047114
      π型・T型アッテネータ(インピーダンス整合)の設計
      ※カシオは、なにげにエラいな・・・

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    5. これだと、減衰値を「決め打ち」しないとイケないんだよな・・・
      あと、「そんな抵抗値ねーよ!」に、なってしまう。
      ※こんなめんどくさいことするんだら、「入力バイアス電流」が、極小のOPAMP使ったほうが早いな・・・

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    6. その計算サイトって何度もお世話になってるんですがCASIOとは気づかんかった.CASIOエライ

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    7. やたらとlow noiseな部品、やたらとlow offsetな部品、やたらと高精度な部品、こうゆうのはそんなに扱わないので部品を手持ちしてないんですよね.いちいち買わなくちゃいけないのがめんどくさ.

      というわけで秋葉原へ.

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  2. >オシロやテスターで直接測れない微小な電圧
    これ、もう、
    ・熱雑音のほうが大きくなって
    いたりしませんか・・・?
    ※熱雑音って、よく考えたら、
    「熱エネルギー → 電気エネルギー」
    の、変換器ですよね?熱からエネルギーが取り出せる!
    何故これを「Free Energy」と、呼ばないのだろうか・・・

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    1. 熱雑音気になります.
      大きな抵抗使うとなんかやな感じがします.
      ボルツマンさん....

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    2. マクスウェルの悪魔ってやつですな

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    3. highend audio回路だと500Ωぐらいが目立ちます。100kとかだと熱雑音がなんかやな感じで。真空管の頃は680kとかフツーでしたけども。

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