「時間反射」という聞きなれない言葉を耳にしました.
こちらが論文のリンクだと思います.
時間反射って何でしょうか?
↓通常の反射現象は、壁に当たって反射したらUターンして戻ってきます.
↓ところが時間反射はそうではなく、ロマンスカーが箱根湯本で折り返して新宿へ戻るように、往路の車両の順番のままで復路を戻ってくる物理現象だそうです.通常の反射とは順序があべこべなので、時間が逆順になっているので時間反射と呼ぶのだそうです.
どんな装置なのでしょうか?
↓このイメージ図からは、ただの伝送線路じゃんと思えます.
しかしどうしてそれで時間反射みたいなおかしな反射現象を作れるのだろう?
う~んと考えたら「あぁ出来そうだな」と思えてきました.
↓インピーダンス不整合がある伝送線路では、不整合箇所で進行波と反射波に分裂します.この反射波は「通常の反射」です.
↓論文に図示されている伝送線路のスイッチドキャパシタは、特性インピーダンスを瞬時に切り替える役割のようです.
論文では「媒体の性質」=伝送線路インピーダンスで装置化したのだと思われます.
リンク先の記事より、
これまで電磁波において時間反射を起こすのは困難だとされていましたが、最新の研究では電磁波が伝わる媒体の性質を急速に変化させることで、達成できることが示されました。論文では「媒体の性質」=伝送線路インピーダンスで装置化したのだと思われます.
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この先では、時間反射波を使うことで光子の衝突実験が可能になったというのですが、なんのこっちゃらよくわかりません.
時間反射を行う装置は、周波数が時間的に逆転した波を作ることができ、光子(電磁波)の正面衝突を起こせる可能性がありました。
なんで~?
それで光子の衝突実験をやったところ、、、3つのパターンが生じたんだってさ.
1)衝突したら餅のようにひっついてしまう
2)ビリヤード球のように硬く反発
3)スーパーボールのように勢いよく反発
「そんなバカな」と言ってしまうわたしが居ます.
面白いデバイスを作れないかな.
光子増幅器とか、高効率の太陽電池とか、干渉縞崩壊とか・・・
かしこ
伝送線路から光子実験への飛躍とはすごいですね。時間をひっくり返した音声は昔のプログレッシブロックで使われてましたが,そんなに面白いものではなかったです。
返信削除リバーブユニットでしたっけ?懐かしいWordが脳内に浮かびました。
削除逆向き音声ってオープンリールの頃はわりと簡単にできましたかね。宇宙人の音声とか言って。
>逆向き音声ってオープンリールの頃はわりと簡単にできましたかね
削除今のがもっと簡単に出来ますよ。パソコンとか使えば。
※wavファイルとかを「逆向き再生」出来るソフトは、検索すればいくらでもあります。多分、DTMソフトには「標準装備」されてると思います。
>手作り基板の伝送線路
まぁ、コレは言ってしまえば、
・(1次元だけど)「空間の特性を任意に変化できる装置」
なんでしょうね。
※動的に「空間のインピーダンスを変化させている」ので、こういう芸当が出来るのでしょう。
最近、こういう「物性を動的(adaptive)に変化させる」のが、いろんなところで流行ってますね。
逆再生アプリなんてのがあるとは知らなんだ。
削除光速度をゼロにして閉じ込めるとかもあったよな。なんだろ?
真空の誘電率をバキッと変えれたら凄いけどなんか悪いことが起きそうで怖い。。。
>真空の誘電率をバキッと変えれたら
削除流石に、ココでやってるのは、
・物性を変えているわけではない
(あくまで、「実効値」を変えているダケ)
ですが・・・
※でも、「等価誘電率」を変える回路って、↑のやつみたいな感じで作れそうな気はします。
それでも「何か」起きたらすごいですね。
だいたい、(↑でも出てきますが)
削除・スイッチトキャパシタフィルタ
みたいなのが出てきた辺りから、こういうのが始まってる気もしますが。
※「アナログスイッチ」と「コンデンサ」だけで、フィルタ/共振回路が出来る、なんて、何処からそんなアイデアが出てきたんだ?と言う感じですが。
(これも、「アナログスイッチ(を、周期的に切り替える回路)」が、実質的に「コイル」の役割を果たしてるんですよね・・・
ホント、考えた奴は「キチガイ」としか言いようがない。)
OP-AMPを使った「FQDN」とかもそう。
削除(「逆再生」ではないですが、「自然界にはあり得ない」特性の素子が作れるという。考えた奴は、頭がオカシイ。)
粒子実験スゲーと思って記事を読むと、仮想場の仮想粒子での実験だったというのあるあるですね。
削除フォノンとか、音波を量子と見做すみたいなのをよく考えるものです。