2023年11月24日金曜日

BlackFinを使ってみるなり(27) BF592 slave bootのSPY1_RDYとHWAIT

すごく重箱の隅です。

BF592のプリント基板の回路図を描いてるとこです。

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SPI_RDYって知ってます?

SPIにそんな信号あったかな? MISO,MOSI,SS,CLKの他にRDYですとぉ? フロー制御のための信号です.

今朝の電車でBF592 BF706のhardware referenceを読んでいて、SPI SLAVE BOOTの項で、SPI_RDYを使うと書かれている。

BF592を使いたいのにBF706 datasheetを読んでるのが狂っているのですが、peripheralは同じだろ、という理由です.

それで、BF592 datasheetをRDYで検索したのですがhitしません。そんなpin無いじゃんと戸惑い。

一方でBF706 datasheetだとSPI_RDYがhitします。
「GPIO MULTIPLEXING」の項です。外部pinの切り替え機能ですね。よくある話で納得です。

もしかしてBF592ではGPIO MULTIPLEXINGが使えないのかと思ったけど、そんなまさかね。BF592 datasheetにはGPIO MULTIPLEXINGの文字ならあります。
なのですが、同一覧表が存在しないんです。なんじゃその手抜きは?
そのせいでSPI_RDYがdatasheetに出て来ないと思われます。

ということは、家に帰ってccesを立ち上げて、BF592のpin assign画面を見ればSPI_RDYが見つかるはずです。

結果は後ほど。

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というわけで、ccesでBF592のprojectを作ってpin multiplexingの画面がこれですが、これじゃわかんないよ.SSELのどれかがSPI1_RDYなのだろうけど、わからないー
詰みました.

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改めて、BF706とBF592のhardware referenceを読み比べてみたら、、、SPI SLAVE BOOTのときには、
BF706ではSPYx_RDY pinをつかう.
BF592ではHWAIT pinを使う.
というように仕様が違いました.peripheralは同じだろと思ってたが甘かった.
BF706
BF592

というわけでオチがついたところで、お次がよろしいようで・・・・

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かしこ

14 件のコメント:

  1. murasaki
    同じメーカーのワンチップCPUでSPIごときが複数種類あるとはお釈迦様でもご存知あるまい案件。

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    1. まさに。
      BF706→BF592が単純シュリンクじゃなかったとか思わじでした。

      EUUSインドの3拠点開発体制で輪番とかあるのかなぁ?

      ちな、cces動かして知ったのですが、シリコンバージョンが3つあります。そうゆうのってふつーなのかなぁ??

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    2. むかし、ADのdatasheetって英語が難解だなって思ってました。
      カンマやthatで1文が長くて理解できねぇよって。nativeが書いた上級英語だったんじゃないかなと。

      がっ、近年のdatasheetを読むと平易な英文で分かり易いんです。非nativeに清書させてんじゃねと少し思ふ。

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    3. murasaki
      >3拠点開発体制
      これが正解な気がしますねー。互いに仲が悪くてライブラリを共有してないみたいな。

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    4. >シリコンバージョンが3つ
      その昔、某N本電気では、一番最初に、
      ・エバチップ(EVA-CHIP と書いて、Evaluation-chip の略とされていたが、今思えば「アダムとイブ」の「イブ(エバ)」から来てるのかな?)
      と呼ばれる、
      ・すべての機能が網羅された、巨大なチップ
      を作って、動作確認をしてから、
      ・エバチップは、そのまま「開発環境」として提供
      ・シリーズとして、「エバチップから機能を削った」各製品を作る
      というやり方をしていました(引算的な開発)が、最近は、
      ・「core」と称して「基本(共通)機能しかない」チップを作る
      ・シリーズとして、「core に、機能を付加していき」各製品を作る
      やりかた(加算的な開発)を、してるのですかね。
      ※多分、こっちのほうが「分散型開発」に向いていて、確かにイマドキなやり方かもしれません。
      ※↑の図も、BF706 / BF592 で、全く違う端子名になってるし、なにより、
      ・交差線の回路図記号
      が、全く違う(笑)
      ※ちなみに、私は「下のほう」(交差線が接続してる時以外は、ドットを付けない。T字交差もドットを付けない。)で、書いてますが。

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    5. >非nativeに清書
      インド人にさせてたりして(笑)
      ※インド英語は、文字だと良いけど、発音させると訛が酷くて
      ・何言ってるか全然わからない
      と、聞きますが。ちなみに「日本人から見て」一番聞き取りやすい英語は、
      ・台湾人の英語
      らしいです

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    6. 台湾だと日本語がけっこう通じますね.

      いまはmodule志向ですから加算開発になるってとこですかなぁ.
      busに各種IPをぶら下げるあの感じ.
      IPの動作保証はvendorさんを信用しますから知りませんなあの感じ.というか、そうやってIP売るのがvendorのビジネスか.

      RISC-VってIPのラインナップとかbugって大丈夫なんですかねぇ? 今時CPUだけじゃなんもできんという.

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    7. >台湾だと日本語がけっこう通じますね
      そうそう。だから、現地では
      ・日本人同士でヒソヒソ話を日本語でしてる(「あいつバカじゃないの」とか)と、バレてしまうので気を付けろ
      と、注意されました。
      ※まぁ私は元より現地でそんなことは言いませんが。

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    8. >RISC-VってIPのラインナップとかbugって大丈夫なんですかねぇ?
      「RISC-V」は、そもそも、
      ・Open Source
      なので「自分で直せ」が、本筋なんでしょうが、Linuxとかと同じで、そういうのを「担保する」ビジネスがあるみたいです。
      ※そういうのやってもいいかな、と思ったりして。
      これからは「RISC-V」の時代かも、って言われてるし。

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    9. 壁に耳あり台湾、油断できじ.

      >そういうのを「担保する」ビジネス

      なるほど.RISC-Vとはいえそうゆう点でお金を儲けるのなら、ある程度は所有権ビジネスになるのですかな.

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    10. >そうゆう点でお金を儲ける
      まぁ、所有権というか、
      ・客の代わりに、不具合を修正(メンテナンス)する
      という(サポート)商売で、Linuxdで言う、
      ・RedHat
      みたいなことは出来ると思います。
      ※「サポート付き」の IP 自体は、同様に「著作権」「所有権」は、主張できると思います。勝手にコピーされたら堪らんわ。

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    11. Linuxdで → Linuxで
      ※寒いので、手がかじかんでる(マジ)

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    12. 末尾にdがつくとデーモンに。

      なるほどredhatは商売ですな。

      寒い時はリフォームで暖気。
      あるいはデスクの前でラヂオ体操。

      床張ってます。

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