2023年10月16日月曜日

なんとなくゲイン切り替え(アナログSW)

回路の話題を連投です.

↓こんな風にGAIN切り替えしたい場面ってありますよね.
ただねぇ、、、これをCPUから切り替えるとなると途端に面倒になります.良さそうなアナログSWがなかなか無くて.この回路に必要なアナログSWは±電圧を透過してくれないと困ります.

昭和時代によく使った4066というCMOSアナログSW ICが今でも流通してますけど、たぶんこうゆう使い方だと思ふ.
 ・電源±10V max
 ・±7.5Vの範囲を透過できる
 ・コントロール電圧は-10Vと+10V
懐かしさはあるけど使うのめんどくさいなぁ.

CMOS logicで14xxxシリーズというのも在ったけど、レッドブック入りですね.

それで、なにか良いアナログSWはないかなぁと思ったわけ.

↓フォトMOSリレーってあるじゃないですか.あれは±電圧を透過できて便利だけど、巨大だし安くないし、あまり食指が動きません.こんなの4ヶも載せたくないよ.
↓これの内部回路はこうなってるんですって.どっちのFETがONになるかは3pin4pinの電圧極性によると思われます.OFFのFETはbody diodeを通過するというアバウトな仕組み.光でゲートをONするので、ピンチオフ電圧もアバウトなのでしょう.
これを光ON/OFFでなく、フツーの3.3V logicでON/OFFできたらいい感じがしませんか?

↓というわけでこの回路をsimulationしてみたところ、動きそうなんだよね.MOS-FETはありふれた2N7002です.制御電圧V1とV5は3.3V矩形波です.V1とV5をフローティングじゃなくするために100kを突っ込んでるのがミソ.
↓実機試験のため、試作基板の隅に作って動かしたら、ちゃんと3.3V信号でGAIN切り替えできてる.歪率とかは計ってないけどさ.

なんかいいかも.

かしこ

9 件のコメント:

  1. いきなりのコメント失礼します。常温動作環境であればデジタルポテンショメータを使うのが確実じゃないですか?

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    1. いや、それも電源電圧がけっこう狭くないですか?

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    2. 例えばアナデバのAD5290は0~30Vまたは±15Vですが不足ですか?

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    3. 電圧範囲はOK.
      あと、
      128諧調もいらない.16諧調でOK.
      SPI.I2Cは嫌.
      秋月で買える程度の入手容易さ.

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  2. 現在AKAIのカセットデッキを修理中ですTC4051とかはいかがでしょうか。

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    1. AKAIなつかしいです.
      4051も懐かしいです.4051も電圧関係がややこしいかもしれないと思って最初から却下しちゃってます.

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  3. >デジタルポテンショメータ
    イマドキは、そんなモノがあるんですね・・・
    ※カネや時間に糸目を付けなければ、「対外欲しいと思うモノ」は、有るところには有るんですね・・・

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    1. デジタルポテンショの中身はどうなってるんでしょう?
      多結晶シリコンにドープした抵抗がたくさん入ってるのかなぁ.
      音質は・・・

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