何年も前の出来事だ。
分電盤からエアコンへ直接配線して欲しいとの依頼で出動した。エアコンは電気を喰うのでドライヤーと同時に使ったりするとブレーカーが落ちてしまう。停電を避けるためにエアコン直結ブレーカーを設けるのが通常ではあるが、リフォームで後付したエアコンが直結ブレーカーになってないケースはちょくちょくある。それを直結してくれってのがその日の依頼だった。
まずは各々のブレーカーの接続先をチェックするところから取り掛かる。
4番のブレーカーでリビングと玄関が切れた。メモる。
次は5番だ。5番をオフる。
すると、リビングと玄関が切れた。
えっ、、、4と5をやり直してみるが同じ。
はぁはぁ、なんだこのオカルト配線はぁ。あまりのおぞましさに手が震えてしまってメモを取れない。。。
4番5番問題が気になって仕方ないが最初に着手するのはエアコンである。
エアコン配線を終わらせてブレーカーに着手する。
状況からは4番5番が直列接続になっていると推察されるのだが、一体何処をどう間違えたらこうなるんだか不明だ。天井裏を露出させるために天井を解体せにゃいかんくなったらスゲー面倒だ。というか電気屋の領分を超えてる。
念の為、分電盤を固定している木ねじをはずして分電盤の裏を覗いてみる。
ブレーカーの配線をチェックする。
4番5番を見た瞬間、ウッ、、、わたしの動きは停止した。
麻雀に喩えるならば、対面が中發をポンしてやがるところへ盲牌で白だと解ってしまった時の様な、揺るぎの無い確信がわたしを貫いたのだった。
図解しよう。
フツーの配線。4番=リビング、5番=玄関.
疑惑の配線。詰んでいる。
配線を描くとこれでもONになる。でも45が連動してしまう。もう死にそう。
「手の震えが止まりません、、、、」
かしこ
>あまりのおぞましさに手が震えてしまって
返信削除最初見た時、いわゆる「中性点欠落状態」
(リビングと玄関の負荷がバランスしてないと、ヤバい奴)
かと思ったのですが、そうではないみたいですね。
※要するに「本来同時にON/OFFされなければいけない接点が、二手に分かれてしまった」
と言う状態でしょうか?
「ブレーカーを落としたから電源から隔離されてるので、充電部に触っても大丈夫」
と、思ったら「触ったら死亡」する奴ですね・・・
(理屈を知ってれば、4/5番を両方同時に落とせばいいだけなんですが・・・)
※階段の上下で、「どっちでも付けたり消したりできる奴」でも
やりたかったんでしょうか・・・?
アレ未だに「3か所以上の奴」が、よくわから無いんだよな・・・
気付かないケアレスミス、、、ナイスなケアレスミス.調べてみなくちゃわからない.
削除動くんですねぇふつーに.うぁぁぁ
見たとき、これでも動くんだっけ?とビビリました.おぞー
話は違いますが、関西電力では一般人は「従量電灯A契約」を選ぶだけですが、中部や東京は今でも「アンペア契約」のようです。エアコン増設とかで契約変更は手間ではないのでしょうか?なお昔研修でエアコン設置があり、何も知らずに専用ブレーカを切ることなくエアコン側の2心を心線の長さを揃えたいと思ってニッパーで切断しメインブレーカを落としてしまいました。(バカです)下手すると死んでいた?
返信削除それと何十年か前に関東ではいまだ単相2線式が多いと聞いたことがありますが、そんなことなく昔から単相3線式が主流ですよね?
削除>中部や東京は今でも「アンペア契約」のようです
削除はい、そうです.アンペア契約しか知りませんでした.
いま調べたのですが「従量電灯A契約」イイですね.関西電力ナイス!
>エアコン増設とかで契約変更は手間
削除はい、そうなんです.
4人家族の家屋ですと50A契約か60A契約か、大き目の契約にしているご家庭が多いと思います.
そのようにして、頻繁なブレーカー交換とか契約変更の手間を避けていると思います.
もしかして50Hz地域はみんなそんな感じなのかしら?
>下手すると死んでいた?
削除まぁ100Vならそんなに死なないかなと思って活線で作業!
新築家屋はもちろん単相3線式でしょう.1990年以降に建った家は単相3線なのではという脳内イメージを持っています.飽くまで脳内.
削除伊勢原の実家は昭和50年築で単相2線ですね.
どっかのブログで、同じ話を聞いた(見た)ような・・・。
返信削除ブレーカを直列(分圧)してる分けですから、耐圧が2倍になるのを期待してるのでしょうか?。
ウチは古いんで、単相2線-引込線が2本しか来てません^^;)。
鍛冶屋さんこんばんは.
削除たぶん軽いミスで、意図は無かったと思っとります.
また手が震えてきた.