2020年5月26日火曜日

ZOOM環境整備 マイクアンプの対策と製作

戒厳令下でTV会議に勤しんでいた人は多かろう.わたしは業務ZOOMは無かったけれど、ZOOM飲み会を2回やったかな.

机置きスマホでZOOMすると湖川友謙あおりアングルになってしまう人がいる.

また音量が小さい人もいる.ピンマイクが一番良いと思う.

↓マイクというと最近奥さんがAmazonでこれを買った.¥3580
電池が無いのでダイナミックかと思ったらコンデンサーマイクだった.
もう少し高感度だとうれしいのでマイクアンプを作ったので仕様の説明をしておくなり.
↓まず、このマイクのコネクタ仕様はこうなっている.モノラルマイク出力がステレオ端子にこのように出てくる.
↓またこのマイクはコンデンサマイクなので電源供給を必要とする.わたしは知らなかったのだが、PCのマイク端子は「プラグインパワー方式」になっているのだそうだ.回路的にはネットで拾ったこの図が判りやすいだろう.
この方式って、RがコンデンサマイクのFETのドレイン抵抗になっていると思われる.PCの汚い電源でマイク信号が汚染されそうで居心地の悪い仕組みだ.ダイナミックマイクならこうゆう仕組みは不要だとはいえ、マイクジャックにRが内蔵されてしまっているのだからノイズ混入のリスクを払拭できはしない.そもそもこのマイクジャックにダイナミックマイクを接続して大丈夫なのだろうか?という疑問を感ずる.

↓マイクアンプ出力を挿す相手はPCのマザーボードではなくてこのUSBデバイスを使った.このデバイスのAudio In端子も「プラグインパワー方式」になっている.電圧は2.3Vだった.Rは不明.
↓このUSBデバイスはステレオ入力対応なので、コネクタは一般的なステレオ接続になっている.

以上によりマイクアンプの接続仕様が決まる.
電気的仕様としては、、、
1)最大10倍増幅、ボリウム調節可能
2)音楽録音にも使うかもしれないので帯域は10kHzオーバー
3)ノイズは酷くない程度になっていて欲しい

↓いきなり回路図.
アンプ入力はLchのみ引き受けて、アンプ出力はLRch同出力にしといた.手持ちのマイクとUSBデバイスの結線からするとこれが無難だと思うため.
この回路で最大10倍にして使ってみると小声で喋ってもビンビンに音を拾う.椅子のきしむ音などを拾い過ぎるくらいだ.

ところが感度が上がってめでたくオシマイにはならなかったのである.windowsが勝手にマイクレベルを下げてしまうんだ.ネットでも多くの悩みの声が報告されている.

ネットでお悩みの皆さんの症状は様々だが私の症状は、、、、
マイクを口元に持っていって大声を出すと過大入力で16bitがoverflowする.すると元は100にセットしといたマイクレベルが98→92→85.....と勝手に下がってしまう.それで時間が経つと100に戻るのならまぁ許せるのだがそうではない.マイクレベルは下がったままになってしまう.これではせっかく増幅したのにくしゃみでもしたら帳消しにされてしまう.このような不都合なAGCはやめてもらいたい.

というわけで、せっかくマイクアンプを作ってもZOOMの音質改善効果は限定的だったのです.残念であります.

かしこ

2 件のコメント:

  1. はいはい、音声のことなら任せてください笑

    マイクは天井から釣る方が良いですが大事になりますねー
    単にゲインを上げるのではなくコンプレッション掛けましょう

    AFでそのままクリッピングすると高調波で歪が出ますので、
    高周波にしてフィルターかませてAFに戻します。実際使い比べると雲泥の差。
    最近見た記事だとこれが秀逸かも
    http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/2020/03/rf-a1dc.html
    昔は2万円くらいで売ってたんですけれどね。最近どうなのかしら。

    硬め・軽めの音質がお好みならクリスタルマイクがお勧めです。
    コンデンサーマイクはマウントでずいぶん音が変わります。

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    1. コンプレッサー.
      そう、解はコンプレッサーなんですよね.
      コンプレッサーの効用を知っているのは無線屋だけなんでしょうね.
      放送や映画ではコンプレッサー使わないでしょうから.
      居たもんなぁ、コンプレッサー効かせまくってる局って.

      パイルアップにはコンプレッサー.

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