2023年2月15日水曜日

チェンソーマンの見直しは終わらない

アニメ チェンソーマンは正座して観たい作品です.

文芸映画っぽい画面作りがお気に召さない人々が5chで中山竜のせいで失敗したなどと貶していますが、それは間違いです.なぜかというと、原作の藤本タツキの作風がまるで実写映画の絵コンテみたいなのですから、原作尊重で作ったアニメがああなったのに過ちはありません.
文芸映画っぽい画のアニメは無くは無かったけど、チェンソーほどの突っ込みを見せたアニメは記憶にないです.それで高い価値のある映像になってたし、特に第8話はわたしが今まで観たアニメの単話でベスト3には入ります.21分間の全てのカットが最高っていうのは滅多にお目にかかれません.

中山竜監督は、あまり本人のカラーを出していなかったように思います.たぶん総監督みたいな立場であって、各話の演出と絵コンテは各話の担当者に多くを任せていたように感じます.第8話の、演出佐藤威、絵コンテ御所園翔太の名はわたしの記憶に深く刻まれました.

今日もチェンソーのリピート視聴を繰り返しているわたしです.
5話以降の加速度つけてキツさを増してゆく展開がいい.

何度も観ていると、ん?これなんだろ?みたいなカットに気づきます.

1)第8話.マキマさんのチュッパチャップスを口に入れられたとき.8コマだけ居酒屋が入居しているビルを見上げた背景が挿入されるんだけど、これの演出上の意味がわたしには判りませんでした.

2)第9話.目覚めたデンジがサムライソード戦に参戦するシーン.チェンソーが床に傷を刻む流れだと思うんですが、①②のコマで最初から床に傷があるんです.気になって仕方がない.... 偶然刃が入ったのか、う~む.

3)第12話.ユーレイからEasy Revengeを渡されるシーン.
アニメ視聴後に原作漫画を読んだら、原作のほうがシンプル且つ雄弁で良かった.
アニメは②を削除して、③をもう少し寄りレイアウトにした方が、姫野の手が出てきた衝撃をもっと雄弁に描けたんじゃないかなと思いました.

4)第12話.ユーレイの首を落とすシーン.姫野の思い出が2コマで挿入されます.肉眼で見えるわけがありません.これが姫野先輩の各コマです.美人は大切にしないときっと後悔します.
妹さんに会いたいです.

これからもチェンソーを何度も観ます.

かしこ

4 件のコメント:

  1. 読者 グーのげんこつの絵は、手を描く教科書に見えてしまう 
    コミケの原稿は進みません 
    なーむー と えいめん のつかいわけはなぞです
    アデオスは セラムンから きているのだろうか

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    1. 頻度としては えいめん>なーむー のように思われますが、筆者が何を考えているのかは謎であります.

      夏コミケはそろそろ申し込みの季節かしら?

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  2. murasaki
    チェンソーマンよくできていますね。何が気に入らないのかわかりませんが、うちの息子もたいそうご立腹です。理由を聞いたのですが、何も理解できませんでした。チェンソーマンの監督嫌い教に洗脳されている感じでした。
    屋外シーンの顔寄りカットでよくパーティクルが飛んでいるんですが、その飛び方が虫(蝿)っぽいというか腐臭感というか不吉感があってすげーって思っちゃいました。

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    1. off lineを知らない世代は、呪術廻戦0のような賑やか演出でないと精神が持たないんだと思います.そういう人は永遠の素人で水面下を漂い続けるだけです.
      アニメ業界人は目が肥えているのでチェンソーを観てた人がたくさんいたらしい.

      シン・エヴァはnet世代向けに薄めて作ったらあんな不十分作品になってしまってエヴァの最期に汚点を残してしまいました.

      チェンソーの屋外シーンの暗騒音でわたしの精神が締め付けられます.

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