「僕の心のヤバイやつ」がんばってるね

アニメ「僕の心のヤバイやつ」はシンエイ動画が毎回がんばって作ってます．

毎回イイけどkarte18は格別だった．

↓２期のOPは超イイ．市川はどうでもよくて山田杏奈しかみてない．セル枚数が多いってだけで幸せだった1980年代の原初の感動が呼び起こされるOPだ．

本編はというと、演出がけっこう暗い．とくにBGMとBGMの使い方が暗い．storyはheart warmingなので全体的な雰囲気は決してダークではないが、この原作をこの暗い演出でアニメ化するのには監督の勇気を感ずるところだ．

↓karte18の市川の卒業式スピーチはとても良かった．しかし画面は暗い．

↓保健室のシーンも、監督の暗い演出が心地よい．

赤城博昭監督の過去作をみると、近年では 高木さん→カッコウの許嫁→僕ヤバ と続いており、こうゆう暗い演出をやる人には思えなかったので意外だ．「カッコウ」なんかアッパラパーの極みだったからなぁ．

比較的キャリアの浅い若い監督が撮った実写映画みたいな僕ヤバの作風は好きだけど、この作風で真っ向勝負というのは意欲あるなぁと感心するところだ．安全牌狙いでチャラく作るのがフツーだろうにね．

秋田書店とシンエイ動画という、言っちゃ悪いが業界で弱小な会社が中核なのが本作の幸運だったとも思う．弱小ならばこそコンテンツを大切に育てようとするケースがあるから．これが講談社だったら１期だけ作って漫画の宣伝しておしまいだったろう．角川でも同様．

ちなみにシンエイ動画は藤子不二雄アニメが多いので、僕ヤバは毛色が違う．

大切に扱われるコンテンツということで、第３期もあり得ると思っている．

最後に、「僕の心のヤバいやつ」の「ヤバさ」とは、極上女子と交流する極楽さを知ってしまった市川がいずれフラれる時のショックの事だろうと思ふ．中学が人生の頂点だったな、市川よ．まぁその時が来たら素直にしね．

＃「フリーレン」なんつう大手のpower gameを観て「服の揺れ方がリアルでいい」などと喜んでいる頓珍漢は本作の爪の垢でも飲んで少しは見る目を養ったらどうだ？

かしこ