アセンションしたのでポップコーンを作る

昔からキャラメル味が苦手なわたしとしては、キャラメル味のポップコーンの匂いが映画館で漂って来るのが結構嫌だったりする．ディズニーランドでもショッピングセンターでもキャラメルの匂いには辟易する．スメハラなのだ、わたしにとって．「キャラメルコーン」というお菓子が今でも在るようだが、しねと言いたい．子供時代からあれを美味いと思ったことは一度もない．

キャラメル臭→映画館→ポップコーンの連想によってとばっちり的に迫害の憂き目に遭っていたポップコーンに変化の兆しが顕れたのはわたしの60年にならんとする人生の比較的最近の出来事だ．

新橋ジントニックでマスターがたまに出してくれるポップコーンはバター醤油味．かつて存在した「スピン」という最優秀スナック菓子がバター醤油味だった．バター醤油味には目がないわたしだ．バター醤油味のポップコーンがわたしの頑なな心をトロトロと融かしてくれる・・・

わたしが憎んでいるのはキャラメル味であって、ポップコーンではなかった．そう気づきを与えてくれたマスターの慈愛．

わたしはアセンションを達成したのだ．５次元意識体にはもうディズニーやSCのキャラメル臭なぞ届きはしない．いや、たとえキャラメル臭が漂ってきても意識が乱されることはもうない．

純粋にポップコーンを愉しむべきなのだ．それが宇宙の真理だ．

これは業務スーパーで売ってたもの．内容量８０ｇで８０円．電子レンジでチンするとポップコーンが出来上がるらしい．

↓中袋は縦寸25cmぐらいの油紙である．この中にトウモロコシの種が入っている．

↓電子レンジにフェードイン！　取説によると、500Wで３分が標準だそうだ．長くすると焦げる．破裂音が聞こえなくなったら出来上がり．（これだと上下逆でした）

↓破裂音がしなくなるまでに４分を要した．大爆発するのではないかと心配になったが、計算された袋サイズなのだろう．

実食．

いかん、焦げてる．４分は長かったか．

↓中心部にmicro waveが集中したようで、袋の中心部が焦げてしまった．その他の部位にも焦げ臭が回ってしまって全体的に残念な結果に．

あと、味の濃さに偏りがある．

袋をよく振るようにと取説に書いてあるけれど、中身がパッツンパッツンなのであまり混ざらないせいで味が偏るみたいだ．

アセンションしても、物理セカイで美味しいポップコーンを作るのは難しい．

もうひとつ買ってあるので、明日はレンジ３分で試してみようと思う．

翌日：３分で美味しく出来上がりました．KALDIにも似た商品があるんで今度試してみます．

地球は監獄だ．

かしこ