2024年8月26日月曜日

デバイス変更中 Arduino→STM32F401→STM32H723

ただいま絶賛デバイス変更中です.
開発projectで「デバイス変更」ってけっこう重い決断だと思います.マジか、みたいな.

今日は朝からアートワークばかりしていました.
51x51mm 4層です.4層基板を作るのは久しぶりです.JLCPCBは51x51mmまでなら4層でも$2で作ってくれるみたいです.送料込みで$3ぐらい.
シルクのとおり、STM32H723を載せる子基板です.STM32シリーズではけっこうhigh endなCPUです.

今開発中の回路は、最初はArduinoで作りました.
依頼されたわけじゃないのですが、「こんなの出来ます」と波形をAD変換してPCへ送信する機能を追加したら好評でした.PC上で波形表示アプリを作ってデモとかしてるみたいです.
しかしArduinoはRAMが2kBしかないので、work RAMをせいぜい1kBしか確保できませんから表示分解能が低いです.

サクッとArduinoを捨てました.
CPUをSTM32F401に交換して、波形表示を10倍高精細にしました.
F401はRAMが64kBとか96kBとか載っているのでらくちんです.
とりあえず満足のゆく機能にはなったのですが、、、4ch表示したいなぁと考えると、96kBだとなんかギリギリな予感がするんですよね.

Aliexpressで入手しやすいCPUを探してSTM32F407なんかどうかなぁと考えました.同CPUは192kB RAMを搭載しています.お値段も安くて¥200ぐらいです.10個ぐらい買ってみました.
ただ、なんかハンパな性能です.どーせあとになれば信号処理の要求がインフレするんだからもっと速いCPUにした方が良いのではないか?

CPUの速さイメージ:
 Arduino   8bit  16MHz  2KB  ママチャリ
 STM32F103 32bit 72MHz  96kB  原付バイク
 STM32F401 32bit 84MHz  96kB  125ccバイク
 STM32F407 32bit 168MHz 192kB  400ccバイク
 STM32H723 32bit 550MHz 564kB  軽自動車
 スマホSOC              GT-R
 coreなんちゃら            船舶エンジン
 GPU                 ジェットエンジン

以前、STM32H723を使ってFIR filterを動かしてみたことがあります.
DSPぐらいの処理能力があるので、かなりやれるCPUです.
STM32H723のNucleoは¥5000ぐらいするけど、AliexpressでCPU単品だと¥700ぐらいで買えるのでそんなに高価じゃないです.

現状の開発フェーズにはover specなCPUですが、STM32H723でお気楽極楽になろう.

かしこ

0 件のコメント:

コメントを投稿