2021年3月29日月曜日

「映画を早送りで観る人たち」という記事 →リサーチできない人もいる

今朝のyahooで見かけた記事に反応したわたくし.
言ってることは、
・netflixに1.5倍速視聴機能が実装された
・映画には演出上の間があるのだから飛ばすなよもう~
・そんなんじゃ行間が読めない人になっちゃうぞ
・手っ取り早くリサーチしちゃいたい人が増えている
・そもそも映像情報が溢れすぎなので情報摂取時間が貴重化してる

はいはい、プロのライターさんとしてはそんなまとめ方で原稿料を貰えるんじゃないですか.まぁ早送り視聴したからといって、行間読めない人間になるリスクに怯えるほどのこたぁ無いと思うけどさw

わたしが反応したのは、「手っ取り早くリサーチしたい人」の部分なんです.ここには強く同意します.わたしもその一人ですから.

ネットが普及する以前は書籍でしか情報収集できなかったので、本屋に行くとか図書館で調べるとか、とかくリサーチには手間と時間がかかったものでした.それが今では自室のPCからwikiでも見れば概念ぐらいは軽く摂取できてしまう.便利でいいや.
今では考えられないことですけど、電子部品のdatasheetも全部書籍だったので会社のロッカーが狭くて大変でした.経費削減活動で「捨てろ」「嫌だ」の攻防もあったりしました.これにはpdfに感謝ですね.

ネットが普及して早20年、手っ取り早くリサーチ中毒の人が増えたと思います.

リサーチするのが仕事の人っているじゃないですか.コンサルタントがその一例.世間の様々なpositionをリサーチして、どのpositionが現状有利かを特定する.コンサルさんはそんな仕事をやっていると思っています.
えっ? でもそれって素人の自分が普段やってる事と同じじゃん、と思ったアナタは現代風の人です.そうなんです.今や、自分独自の意見なんてもんは存在しないと思った方がいい.たいていのコンセプトは既存のdata baseに存在していて、自分はどのコンセプトにpositionするのかでしかない.今や誰もがリサーチとpositioningばっかりやってるんです.それが手っ取り早くて好都合だからそうなっている.

映画を早送りで視聴する人々は「この映画のコンセプトだけさらっておこう」にしか興味が無いのです.別にそれでいいんじゃない? アニメだって映画だって繰り返し試聴して分析したくなるような作品は各クールで1~2本ってところです.今期のアニメでstoryだけ追ってた作品は「俺だけが入れる隠しダンジョン」なんかがそうでした.低俗な消費物の扱いなんかそれでよい.

と、ここまでは現状の世相についてふんわりと追認しときました~


ここから先は、わたしの知人にいる「絶対に事前リサーチやpositioningをしない人」のハナシなんです.

そいつと喋っていると苦しいぞー.こちらのアタマが割れそうになります.端的に言えば彼の発言が遅くて稚拙だってこと.

彼のIQや数理能力は明らかにわたしよりも上位です.だけど、いわゆる事前リサーチがほとんど出来ない人なんです.「雑念が入るので情報は入れないようにしている」と彼は言うのだけど、それは彼なりの苦しい言い訳です.脳内で演繹する情報処理もあれば、雑音から有意味信号を抽出する情報処理だってあります.ネットを有効活用するには後者が便利でいいでしょうに彼にはそれが出来ません.恐らく彼は若干のADHD的な症状を抱えているのだと思います.その結果、思考様式がnet登場以前のレベルで止まっています.

自分の脳内で完結させる彼が下した結論が神の如く偉大なら価値があるんですけどさにあらず.所詮は凡人の頭脳です.netに転がっているあまたのpositionのうちの拙劣な部類しか彼の頭脳から出て来ない.幼稚でつまらないです.

それでも友達が少なそうな彼の見解を聞いてあげると、ヒラサカ的には「ヤレヤレあの意見ね」と察知できてしまいます.「それはXXの意見と同じで、別の人の反論によると」みたいなposition論を嫌味っぽく返すと、彼に興味深い反応が生じます.彼はわたしが与えた刺激をトリガとして、その時点から自分のアタマで真剣に考え始めるんです.なにせ事前リサーチもpositionも無の状態からの思考開始ですからレスポンスが遅いわけで、1~2日間彼は考えます.そして返答を返してくる.だがその返答がまたしても拙劣...

彼は思想や見識の荒野に素っ裸で突っ立って孤立している.わたしには彼がそう見えるのですが、彼自身は自分のその思考様式で大損こいてる事に全く気付きません.それを気づけるなら素っ裸で突っ立ってたりしません.(大損とは他人から煙たがられるという意味)

こういうハナシって、第三者とのネタにはするけど、本人にはしないものです.機会があったら彼に忠告したいと思いますが、彼には軌道修正出来ないのもわたしは理解しています.

手っ取り早くリサーチ中毒の方が手っ取り早く幸福でいられます.

不毛だ

26 件のコメント:

  1. >リサーチするのが仕事の人っているじゃないですか
    その昔「リサーチャー」っていう職業があって、何をしていたかというと、
    「データベースからデータを引き出す」仕事でした。例えば、
    ・帝国データバンク 企業データベース
    なんてのがありますが、ここから、クライアントから依頼された情報を抽出する、
    (見ればわかるが、ここのDBは巨大なので、「しろうと」には、どこに何があるか、すぐにはわからない。昔は(今もかな?)DBのアクセスは「時間単位で課金」だったので、「わかっていない人が扱う」と、時間(お金)ばかり掛かって、必要なデータに、辿り着けなかった。)という仕事です。
    ※詳しくは知らないが、もしかしたら昔は「データベース(DB2とか?)の、コンソール」を、直に叩いてたかもしれない。勿論「テキストベース」です。
    ※今は亡き、Nifty Serve にも、そういうメニューがありましたね。(もちろん有料)多分、これは「しろうと向け」に、かなり優しいメニューになってたんだと思うけど。

    これはかなり専門的な職業で、
    ・データベースの知識
    ・データアクセス方法(いかに、効率的な検索キーワードを見つけるか。これは、今のgoogleとかでも同じですね)
    ・キーを正確に早く打てること(時間課金だったから)
    等々の素養が要求されました。

    ※ちなみに「コンサルタント」は、時間単価が高いので「自ら、こんなこと」は、やらずに、この「リサーチャー」に、調査を依頼してました。
    (いまは、もう、自分でやってると思うけど。)

    Google様のおかげで、この「リサーチャー」は絶滅してしまいました。
    ※私がこの話を聞いたのは、'90年代の終わりごろです。
    そういえば、まだこの頃は、「エゴサーチ」なんて、なかったと思う。
    そんな「くだらないこと(と言うと失礼かもですが)」さえ、できちゃう現代って、いったい何なんでしょうね?

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    1. >「データベースからデータを引き出す」仕事

      しらなかったー.SEの一種でデータベース屋というのが居たのを聞きかじってたぐらいで.

      データベースというほどのものではなかったのですが、DOS/Vの頃のローカルマシンにデータを保存してごにょごにょやる仕事を少しやったことがありました.ところがそれのAPIの使い方でポインタを変な指し方すると一瞬でデータが破壊されるという恐ろしい仕様であれは怖かったです.

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    2. >「データベースからデータを引き出す」仕事
      ここに書いたのは、いわゆる「大型コンピュータ・汎用機」から、データを抽出する、という仕事です。
      >SEの一種でデータベース屋というのが居た
      こっちは、その「DBを設計する」ほうですね。これは別人種です。
      ※昔は確かに「プログラマ」と「DB設計屋」は、別でしたね。

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    3. まぁ、あれです。↑に書いた職業があったのは、多分、
      ・なんとか計算センター(といいつつ、会計処理や給与計算してただけ)
      なんて会社が、いっぱいあったころの昔だと思います。当時のコンピュータなんて、今のPC以下ですが、そんなのを扱うのに「何人も」人を使ってたんですからね・・・

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    4. リレーショナルデータベース、RDBMS 知人にそっち系の人って一人もいないなぁ.人脈がかすりもしないのはなんか不思議です.わたしはIT屋でもsoft屋でもないからかしら.

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    5. 私は一時期「Oracle」で、飯食ってました。(Oracleは、DBMSのなかでも、けっこう「クセ」が強いので、やってないといろいろハマります。
      といいつつ、もうだいぶ忘れちゃいましたがw
      ※今はもう、PGSQLとかMySQLが、フリーで出回ってるし、PCの性能も上がってるので、「特殊なエンタープライズ用途」以外はOracleの出番ないんじゃないかなw
      >わたしはIT屋でもsoft屋でもないから
      確かに私も今の仕事(産業機器の設計)に、なってから「無縁」に、なってしまいましたね。
      ※組み込み系でも、最近は SQLite とか使ってるのもあるので、SQLの知識くらいはあったほうがいいかもしれません。
      Raspberry Pi 辺りだと、普通に MySQLとか動かせるし、いくらでも勉強できちゃいますねw

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    6. oracle出身者とは接点がありました.SQLはこんどいじってみます.

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    7. >リサーチャー
      すみません。この職業は、
      「サーチャー」
      でした。
      13歳のハローワーク 「サーチャー」の職業解説
      https://www.13hw.com/jobcontent/J000100131.html

      ※ていうか、今でもあるんですね・・・
      確かに、googleも「へぼいキーワード」じゃ、知りたい情報見れないしw

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    8. サーチャー、、、カタカナだと間抜けな名前に感じました

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  2. >リサーチャー
    今、googleでこの単語を検索すると、
    ・マーケティングリサーチャー
    のほうが、ヒットしますね。(まぁ、無関係ではないけれど、↑で言ってるのとは、ちょっと違う)
    ※昔は、「経営コンサルタント」が、企業情報調べるときに、↑で言ってる「リサーチャー」を、使ってたんだよね。

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    1. あと他に、「新聞記事データベース」の「リサーチャー」も、職業としてあったはず。
      (勿論もう、こんなの google で一発なので、絶滅してるはず)

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    2. 今では皆さんがデータアクセスできて皆さんがコンサルさんになりました.

      鬼滅とシンエヴァの興行収入がそろそろ公表される時刻なので待っているところ.

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    3. >新聞記事

      ハサミで切って帳面にヤマト糊で貼り付けとか、子供の頃にはまだそうゆう風習がありました.発狂しそうですw

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    4. >今では皆さんがデータアクセスできて皆さんがコンサルさんになりました
      「皆さんがコンサルさん」かどうかは?ですが、
      ・googleで、キーワード検索すれば、今日からあなたも、立派な「リサーチャー」です!
      は、言えますね。

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    5. 絶滅といえば「キーパンチャー」も、絶滅しましたね。
      ※昔は「ソースプログラム」(COBOL とか FORTRAN とか)を、
      「パンチカード」に、打ち込む仕事があった。

      ※PC所有者は、みんな「キーパンチャー」ですw

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    6. 草生えるwwww

      紙パンチテープを読むアニメの科学者も絶滅しました.

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  3. お互い五十半ば過ぎ、寄る歳 身体は硬くなりましたが、せめても頭は柔らかくありたいものですね^^)。

    科学特捜隊の司令(?)は、散孔テープで送られて来ましたよね(あれがよく読めたもんだ)。
    自分が最初に触ったNC(ミーリング)は、音楽用カセットテープにデータ記録するタイプ(それでも、当時は億する機械だったと)でしたので、毎日せっせと”ラジカセ”でバックアップ取ってましたっけ^^;)。

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    1. ASCII CODEを二進数で読めるんだから、モールスなんか英文和文も朝飯前のおちゃのこよん.

      カセットはわたしの最初のマイコン体験でも使ってました.信頼性低くてなんかもうヘトヘトになりました.

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  4. >>「絶対に事前リサーチやpositioningをしない人」
    自分で無いことを祈ります(((((( ;゚Д゚)))))
    youtubeで映画解説やあらすじサイトを見たりするのですが、15分の単弁映画を9分であらすじを解説する動画があります。流石にこれは全部見てもいいんじゃない?解説の意味ねー!!
    https://www.youtube.com/watch?v=S4j-CZgnnu8

    >>紙テープ
    茨城の工場に、まだ紙テープパンチャーがあります。当然紙テープの未使用も少し残っています。もうずっと動かしてないので動くかどうか?使うには昔のcad/camのpc9801ap2を再セットアップしてRS-232cでパンチャーを繋げなくてはなりませんが・・・
    フロッピーディスクの5インチ未使用も残っていたりとか

    >>彼のIQや数理能力は明らかにわたしよりも上位です
    自分でないことを確信しましたε= (´▽`;) ホッ ♡
    そういえば今年は飲みに行っていないですね。

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    1. >(((((( ;゚Д゚)))))

      別の人なんですねーw

      youtubeの映画あらすじサイトはよく利用します.時間の無駄なクソ映画なんかあれで充分ですよー

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    2. >紙テープパンチャー

      うへっ、、、紙カードは運用状態で目撃経験があるけど、紙テープはさすがに無いわ.

      どっちかというと、駄菓子屋で廃品紙テープを売ってたのがテープパンチの記憶です.

      読む方はともかく、パンチすると小さな丸いゴミが出るんですよね.うざー

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    3. 飲みはここんとこあんまり行ってないかんじです

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    4. >紙カードは運用状態で目撃経験があるけど、紙テープはさすがに無いわ
      私は、両方使ったことがあります。なぜか中学生の時に、ミニコン+ASR-33 のシステムで、FORTRANとかやってました。
      ※ASR-33は、今や「知る人ぞ知る」テレタイプ社の端末です。紙テープリーダと、パンチャーが付属していた。(当時のテープ、記念にとっときゃよかったな・・・)
      その後行った学校に、「FACOM 230-25」があって、ここでも「FORTRAN の実習」やってました。当時は「パンチ室」なる、「パンチカードを打つためだけの部屋」が、ありました。(これも、記念にとっときゃよかったな・・・)
      ※昔のキーボードは、今と違って「メカニカル」なので、とてもキーストロークが重くて、打ちにくかった。よく、あんなの平気で打ってたな・・・
      そりゃ、あんなの仕事でやってたら「キーパンチャーが腱鞘炎」になるわな。

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    5. TTY端末経験者とはすごいですね.聖遺物です.

      わたしはFORTRANも経験せずに通過してしまいましたし.

      結局のところ羨ましい思いをしつつ、TK-80が最初のマイコン目撃体験でした.秋葉原で.

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    6. 私のコンピュータ略歴
      ・中学校に「16ビットミニコン」があって、理科の先生に「使っていいよ」といわれたので、プログラミングにハマる。
      ※そのマシンは「16ビットのうち、上位4ビットが命令語(要するに、16命令しかない)」だったので、すぐに覚えて「16進ダンプリスト」から、動きが読めるようにまでなる。
      ※ちなみに、元々そのミニコンは「成績処理用」の、コンピュータだった。

      高専に入学して、研究室に当たり前のように『TK-80』が「転がっている」ことに衝撃を覚える。(確か、定価80,000くらいだったはず。ちなみに当時「秋葉原の Bit-INN東京にも、よく通ってましたよ。)
      ※はじめは「TK-80単体」しかなかったが、そのうち「TK-80BS」や「COMPO BS/80」が、導入されて、「BASICプログラミング」に、はまる。
      ※私はなぜか「逆アセンブル」が、大好きで「TK-80BSのROMの逆アセンブルリスト」とか、まだどこかに持ってたはず。
      ※同じ学校の、電子計算機室に、「FACOM230-25」があったので、そこでも「プログラミング三昧」していた。その装置には珍しく「X-Yプロッタ」が、出力装置として付いていて、それ用にFORTRANのライブラリがあったので、色々な曲線を絵描かせて遊んでいた。(リサジュー波形とか、簡単に描けた。ちなみに、ペン先は「ボールペン」だったと思う。)
      ※学校を卒業するあたりに、PC8001 → PC9801 が、発売されている。PC9801は、ここではあまり触った記憶がない。PC8001の「N-BASIC」は、よく弄っていた。

      今となっては、単なる昔話ですね・・・

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    7. それは恵まれてます.(16命令ってのがいい)
      FACOMもうらやま.しかも勝手に使えるとは.

      モニタROMを読むのは勉強になりますね.

      わたしの中学には技術家庭科室に真空管ラジオの残骸が在ったくらい.高校ではマイコン部にはTK80は在ったみたいでした.格差あるなー

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