2021年10月19日火曜日

宇宙戦艦ヤマト2205 北部方面統括エージェントAからの短信(第1話)

戦況は芳しくない、我が方の消耗は激しく戦死者は多数.そんな中、北部方面統括エージェントAから、ヤマト2205の報告が入ったのであった...

総司令部へこの投稿が届くことを願う.

彼は第1話~4話の収録された機密DISKの奪取に成功しており、第1話について以下のようにレポートしている.

なおネタバレです.

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北部方面諜報員Aです。
10/9(土)、ヤマト2205新たなる旅立ちの前章を鑑賞してきました。
オリジナルとの比較も踏まえて、レポートします。ネタばれします。
→いつもお世話になってますー、2205でも、続く2206でも御贔屓によろしくですぅ
 
場所はMOVIX仙台。10/9(土)9:05分の回を鑑賞。
出だしが遅く、到着は10分前。グッズは鑑賞後にじっくり見よう。
今回は職場の先輩と二人で鑑賞。ポップコーンとジュースを購入し、劇場へ。
→先輩ってわたしも知ってる人なんですかね? まぁそれはいいんですけど.宇宙の平和の方が大切なんで

入口で入場者特典をもらい、入場。満席とまではいきませんが、かなり埋まってました。
→同日午後、こちらでは新宿ピカで8割がた席は埋まってました
 
そして上映開始。冒頭14分はYoutubeで観ていたのですが、いきなり声が違う。
え?芹沢さん?2199から2202までのおさらいを、芹沢さんが語るところから始まりました。これは予想外。
2202の最終回で、彼が真田さんにポツリと言った”君たちが羨ましい”というセリフと、ヤマト帰還のときに涙を拭うシーンが印象的な芹沢さんですが、古代と雪の救出で、防衛軍の重責を担っていた彼の心も救われたのですね。良かった良かった。
→思うに、福井さんって芹沢さんが好きなんじゃないですかね? 福井さんの小説も極めて現実主義的なstoryでしたし.

ちなみに、この冒頭は劇場のみのサービスかと思ったのですがBDにも特典映像として収録されてました。

そして、本編のスタートです。
BDだと、4話の構成になっているので、せっかくなので、1話ずつのレポートにしてみます。

 第1話「銀河系大戦勃発の危機!ヤマト艦隊集結せよ!!」

お馴染みの”無限に広がる大宇宙”のフレーズで始まります。やはりさらば以降のヤマトはこれから始まらないといけません。そして、それを語るのがデスラー総統。前作2202がまさかのズォーダー大帝でしたので、今後これがスタンダードになりそうです。(そうなると、”永遠に”編はアルフォ? ”Ⅲ”編はまさかのベムラーゼ首相閣下か(笑)!?)

いきなり度肝を抜かれたのが、これを語っている場所がなんとガルマン星であり、ボラー連邦の方々の前ということ。いきなりⅢネタを盛り込んできました。
→デスラーにしてはずいぶんと腰が低いんだなぁ
予告PVでボラーの戦艦も映っていたので、出てくるのは間違いないと思っていたのですが、いきなりもってくるとは。
ガルマン星は唯一、ガミラス人が移住可能な星。それもそのはず、ふたつの民族は共通の祖先を持つ、と言われている。しかし、ガルマン星は強大な星間国家ボラー連邦の支配下にあった。
→ガミラス星とガミラス人の関係は後編でスターシャから明かされるんですかね?

ガルマン星を譲ってくれたらガミラスはボラーの発展に惜しみない協力をする、と言う総統に対し(これもかなりな上から目線だが)、ボラーは拒否。あくまで従属を強要してきました。(まぁそうだろうね)

それを見越してしっかり仕掛けているのも総統らしい。もう最初から奪い取る気満々です。
→ああやっぱり

戦闘空母とコアシップを自爆させ、その波動共鳴で包囲しているボラー艦隊を一時混乱に陥れ、タラン弟、バーガー率いるデスラー艦隊が強襲。瞬間物質移送機で雷撃機、爆撃機がボラー艦隊を襲う。
2202の11番惑星から描かれた波動共鳴によって敵を行動不能にする作戦。福井さん、岡さんがお気に入りなのか、もはや定番となりつつあります。
ここで流れる”デスラー強襲”のBGMは鳥肌ものです。
ガルマン星の地上に待機している艦隊は、ガルマンウルフの攻撃で壊滅。フラーケンさんのCVが2199、2202とは違う方になっています。
→次元潜航艇って惑星表面にも浮上できるんですね.すげー便利
晴れてデスラーは一瞬にしてガルマン星を開放。オリジナルではその後、ボラーにも匹敵する強大な星間国家を作ります。

ガルマン人の方々もPVに出てましたが、てっきりシャルバート信者の方々だと思ってました(また騙された(笑))。
その中に、デスラーに加勢しようとし、デスラーに陶酔する若きガルマン人がいます。劇中では名前が良く聞き取れなかったのですが、パンフで確認するとキーリングでした。オリジナルのⅢでは、ガルマン・ガミラス帝国でデスラーの副官として、軍事関係の総司令を務める有能な人物。ここで登場です。
ガルマン星を開放したデスラーは、移住計画を支援するために、ディッツ艦隊と入れ替わりにガミラス星に戻ります。デスラーに対して敬礼するディッツ提督。
→ここでデスラーは、ディッツ艦隊がボラー艦隊に攻められる事を織り込んでいますが、ガミラス星がテザリアムに攻められるのは全く想定外だったんですかね? 星間国家は物騒で困りますな.
2199のあの行動から2202ときて、デスラーがどうやって復権するのか?も気になるところでしたが、もうすっかり受け入れられています。さすが総統。これはもう、持って生まれたカリスマとしかいえないでしょう。(移住可能な星も見つけてきちゃったし)  そしてガルマン星の月は、イスカンダルそっくり。ここもⅢの設定を踏襲しています。
→透子さんの記憶からガトランチスの星図を取り出してガミラスに渡したとかなかったのだろうか?

デスラーはキーマンのメッセージを聞いていました。彼が最後の出撃直前にヤマトに残したもの。
“ランハルト、ようやく約束が果たせそうだ”とデスラー。
そして続く古代のメッセージ。
オリジナルに比べて、まだ古代とデスラーの友情というものははっきり見えていませんが、
可愛い甥の親友として、古代に対するデスラーの信頼感というものは生まれているようです。そして今回の物語で、それが深いものとなるのでしょう(オリジナルのようなヤマト、古代大好き状態になるかは?です)。

その頃、ヤマトはテレサのいる高次元から古代と雪を乗せて戻ってきました。
期間は2202年12月31日だったんですね。
このシーンのBGMはオリジナルを踏襲しています。
今回、オリジナルにかぶるシーンは基本、BGMもオリジナルを踏襲しています。(2202の序盤もそうでした)
旧作からのファンは、そこで間違いなく、これは”新たなる”だ、と感じていることでしょう。

同じ時間、一台の車が事故を起こしていた。倒れている男性に駆け寄る若い男。事故にあったのは彼の父親のようだ。そして、もどってくるヤマトを憎しみの目で見る若い男。彼こそ、今回の主人公の一人、土門竜介だった。
彼に関しては、多く語る必要はないでしょう。オリジナルのⅢで新人としてヤマトに乗船し、次代の古代となるはずだった人物です。
偶然、次元潜航艇の潜望鏡を発見し、その攻略法を進言し(宇宙戦士訓練学校では異次元戦闘を選択していた)、その後、第一艦橋勤務になります。しかし、故障したハイドロコスモジェン砲を修理するため、戦闘中に甲板に出ていき、ボラー戦闘機の銃撃を浴びてしまいます。それでもハイドロコスモジェン砲を修理し、太陽が小さくなって行くのを見ながら、古代の腕の中で息を引き取りました。

福井さんは、今回の”新たなる”を作るにあたって、旧作で失敗した世代交代をきちんと描く、と言っているので、今後も若手のキーパーソンとして活躍してくれるでしょう。
→BS11の番組で福井さん曰く、オリジナルクルーはお互いの立ち位置が固まってしまっているのでドラマが生まれないと言ってました.
 
そして時は流れて2205年が始まります。
地球には、ガミラスの移民計画と、ボラー連邦との対立という情報は伝わっています。

第38期の防衛大の連中が訓練に励んでいます。その中には、土門、坂東、そしてヤマト機関長・徳川彦左衛門の次男・太助がいる。
港には主力戦艦タイプの空母が2隻(アスカ、ヒュウガ)停泊している。
→もう一隻いるんですが、訓練用ですかね?
この空母、オリジナルのヤマト2で登場しました。当時、ヤマト2のみのオリジナルメカとしてはこの空母と、メダルーサがありましたが、この空母はプラモで発売されました。その人気の高さが伺われます。
2202では出てきませんでしたが(アンドロメダの空母タイプなんかより、こっちを出せ!という声も多かったようです)
→艦橋がヤマトっぽい
今回、満を持してリニューアルして登場です。このプラモは売れそう。(1/72のコスモタイガーも早く出して、バンダイさん!)

その空母の艦長は、ヒュウガを真田さん、アスカを雪が務めます。ヤマトとこの空母2隻で第65護衛艦隊を組み、指令には山南さんが座ります。
→山南さんお久しぶりです.アンドロメダの操艦はすごかったです.
古代とはしばらく会っていない、という雪に対し、“こうマスコミの目があってはな”という長官。今風なセリフ。
→福井さん、小室マコのことですか?
オリジナルでは、真田さんや島が退院するとき、古代と雪が迎えに行きます。そこにマスコミがいて、写真を撮っているシーンがありました。
今回は、なんと言っても、地球の利益と引き換えに救出されたカップルですから、3年経ってもその注目度は高いのでしょう。そうはいっても、地球全員の投票での結果です。(某皇室のお姫様とは状況が全く違います。)
→軍は二人を守れっつうの
 
ところで、今回、古代と雪が船を違える設定ですが、“永遠に編”で、古代と雪が離れ離れになる伏線か?とも疑ってしまいます。悪い癖です。

ヤマトの配属をめぐり、もめる新人たち。2世の徳川がその標的だ。地球を2度も救った宇宙戦艦ヤマトへの配属はそれだけでも若者のステータスなのだろうが、やはり花形部署というのはあるみたい。こーゆーのは200年たっても変わりませんな。
“一航海すれば、芯も通るだろう”と副長の島。(オリジナルでは、一航海もすれば、一人前になるさ、というセリフでした)
→こいつら平和ボケ、「ばかもーん」と沖田艦長なら一喝したでしょう.
そのイザコザをタラップの上から見ている土門。その視線に星名が気づく。
→土門ら新人は、ヤマトで移住派によるハイジャック事件があった事を知らされているんですかね?
古代は英雄の丘の沖田のところに行っていた。
→ここまでで冒頭14分です
明日、ヤマトは使節団としてイスカンダル、ガミラスに向けて出港する。しかし、地球も自分もあのころとはすっかり変わってしまった、と沖田の前で苦悩を吐露する古代。そこに雪が来る。(この時のBGMもオリジナルを踏襲しています)
“世界一高くついたカップルだもんね”と雪。救出のための諸々の費用は請求されていないようです、良かった良かった(笑)

3年経って、雪はどこか吹っ切れた感がありますが、古代は引きずっています。時間断層という地球の発展のために欠かせないものと引き換えになった自分の救出。その責任を果たさなくては、と。すると、“背負えるんですか?”と声が響く。土門がこっそり古代の後をつけていたようだ。なぜ?
→古代考えすぎ.森雪といちゃついてりゃいいのよ

そのころ、1隻のガミラス艦が月軌道にワープしてきた。
ガミラスとの技術交流担当員のヤーブ・スケルジを乗せて。そう、徳川さんの右腕で、2199ではイズモ計画に加担し、結果的にヤマトを脱出、その後、ザルツ人と間違われてフラーケンに拾われた藪だ。まさかの登場。銀河乗船の予定が、自分が裏切ったヤマトへ乗艦することになった。
まさに針のムシロ。藪はガミラスで家族を持っていた。(ザルツ人の奥さんが藪にそっくり)子供も3人いる(血はつながっていない)
そして藪の子供が奥さんのお腹にいるのだ。その家族も、ガルマン星への移住の準備を進めていた。写真の家族に語り掛ける藪。“どん底のすぐ後には、素晴らしいことが出番待ちしているんだ”と。

そして、新人たちのヤマト配属の日が来た。
その直前、土門の視線に違和感を覚えた星名が土門のことを調べていた。
→さすがはインテリジェンスの星名くん
そして至急真田に連絡を取る星名。土門の父親は小さな町工場(この絵が23世紀の家とは思えないのだが)を経営していたが、時間断層の消滅により需要が激減し、倒産していたのだ。土門の父が事故死なのか自殺なのかは分からない。ただし、父を追い込んだのは時間断層の消滅で、その原因は古代と雪の救出だ。
→南部重工も軍需が減って大変じゃないかと思った
その土門がなぜヤマトへ?
“まさか?”と真田さん。
ボートから眼前のヤマトを憎しみの目で見る土門。
“ヤマト・・・”と、腰の銃に手をかけて呟く。
不穏な空気が漂う中、ヤマトは新たなる旅立ちを迎えようとしていた。

なるほど、ここまでで第1話だったんですね.
土門の無茶な離陸は第2話に持ち越しですかそうですか.

第2話へつづく

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