2023年1月22日日曜日

発狂状態で脱走など繰り返すアルツハイマー父をどうしたか

自分の毒父がアルツで死んで、数年が経ちました.いつ死んだのか憶えてません.

毒父にはムカつく奴以外の感想はありません.負け犬のくせにプライドだけは高い内弁慶の嫌な奴で、アルツになったらなったで身体は健康なので脱走で何度も警察沙汰という発狂状態で手を焼かされました.
アルツ介護のドサクサを通じてただでさえ仲が良くなかった実家の家族とはもっと険悪になり絶縁し、毒父の葬式にも行きませんでした.

そんな経験から、ボケ老人介護で悲惨だぁという記事には食指が動くわたしです.こんな記事をさっき読みました.
かなり長文なのと散文的なので全部読むのはオススメしませんが、発狂状態のボケ母を自宅介護しているご家庭です.ボケ母がゴネるわ死ぬ死ぬ言うわ脱走するわでもー大変という経緯が書かれています.

平坂家の実体験と重ねてこの記事を読んで、どーしても理解不能な事がありました.

まず、ヒラサカ毒父がアルツで死ぬ経緯を簡単にまとめるとこうなります.
1)ボケる、母が世話をする
    3年ぐらい経過
2)脱走&警察沙汰を機にデイサービスと服薬を開始
    2年ぐらい経過
3)介護疲れで母が倒れる.介護を断念する.老人ホームへ入れる
    3ヶ月ぐらい経過
4)発狂状態なので老人ホームを破門され、精神病院へ入院
精神科医に「これは酷い」と感心され、即刻ベッドに拘束のうえ薬物投与でおとなしくさせた.そんな事をすれば寿命も縮むと承知していたが構わない.手に負えないからソフトに殺すのを歓迎したのが平坂家の実情だった.
    6か月ぐらい経過
5)精神病院を退院後、精神科ケアに優れる別のホームへ転居、薬物投与は続行
    2年ぐらい経過
6)死去

この経緯で重要なポイントは、手に負えないからソフトに殺したっていう点なんです.平坂家と医者が結託して、治療と言うよりも扱い易くするために薬物でおとなしくさせる療法を積極的に行いました.わたしも母も妹も良心の呵責なんて無くてケロッとしたもんでした.あれじゃぁ仕方ないよね~、みたいなかんじ.

引用した記事に戻りますと、経済的な理由で老人ホームに入居できないのは仕方なくて、自宅介護を選ぶのはご家庭それぞれだと思うのですが、老人ホームにせよ自宅にせよそこは社会です.非社会的な精神症状の者を社会に置き続けるのは無理だとわたしは断言したい.早急にgive upするのが正しい.
give upしてどうするのか?
精神病院への入院です.すなわち非社会的存在と化したボケ老人を社会から切り離し、精神病院に入院させて薬物でおとなしくさせるんです.べつに何年間も入院させる必要はありません.退院後も症状が変化する度に1ヶ月ほど入院させ、薬物の調整をしたりする.脱走しない暴言吐かない、食事を素直に食べる、そんな調整だってできますから.精神薬物ありがとうです.
昔、精神症状が酷い患者にロボトミー手術を施しておとなしくさせた行為がありました.酷い医療行為だと非難されますけど、現代ではそれを薬物でできちゃうんですよ.

引用記事のご家族は、自宅介護に辟易しています.人道的な理由で薬物調整を避けている風ではありません.なのになぜか精神薬物治療が手ぬるいように見えます.そこが引用記事から理解できないところでした.

平坂家の場合は、精神薬物でソフトに殺す処置に踏み込んでようやく家族の負担が軽減され、平和な日々が戻りました.精神薬物以外は何やっても無駄でした.もしかしたら、平坂家は「やってくれちゃう精神科」に出会えて幸運だったのかな? そんなこたぁないと思うんですけどね.老人ホームを破門されたのを医者が重要視したから薬物落としをやってくれちゃったのかな? う~ん

精神薬物ありがとう.

ーーーー
【町医者のアルツ投薬が裏目だった件】
最初のボケ投薬は覚醒系の薬物でした.しかし、数年経っても同じ薬物を投与し続けたのは失敗でした.アルツの進行で躁状態になった父に、覚醒系の投薬をしてたのですから裏目は明らかです.躁状態が酷くて老人ホームを破門された父が精神病院ではダウン系の薬物に変わりました.ちゃんと精神科専門医に連れて行かなくちゃいけませんでした.

【老人ホームが想像よりも無能だった件】
老人ホームでは医師による検診が毎週あるのですが、それとて内科医であって、精神科医ではありません.父の躁状態に有効な投薬ができず、覚醒系の投薬が続けられました.
老人ホームは、父の躁状態にオロオロするばかりで「精神科の受診が必要です」との助言をしてくれませんでした.父が問題を起こして追放されるまで見てただけ.老人ホームは想像よりも無能です.
それで、転居先の老人ホームは精神科医院の系列にしまして、事態は正常化しました.

【老人ホームや精神病院はアルツを悪化させる】
自宅でお世話されたり散歩したりしている日々なら脳細胞はあまり死にません.アルツの進行も緩やかです.
ところが、老人ホームや精神病院のような知らない環境に放り込まれると、不安から来るストレスで脳細胞が急速に死にます.父が老人ホームに入居したときは母の顔を認識できていたけれど、3ヶ月経たずに顔認識どころでなくなりました.
長年住んだ自宅での介護が不能になった時点でアルツ老人の人生は終了です.

【母親の人格が変な件】
かかりつけ医にアルツについて相談とかしない.
包括支援センターに相談とかしない.
デイサービスなどを利用しない.
世間の利用可能なリソースに興味がない.
全部自分でひっかぶる.
結果として自分が倒れるまで働く他に何もしない.
ヒラサカにはこういう世界観が狭い人の気心がまるで理解できない.こんなの自傷行為でしょうに変な奴.

かしこ

25 件のコメント:

  1. 読者です 丸山ゴンザレス 村田らむ の精神病院閉鎖病棟の動画がなるほど投薬はそうなのかと思いました。1日1錠を3錠にされて、それの効き目、父親の救出により脱出できたが、ベンチに座って太陽の移動がタイムラプラスビデオみたいに動いて見えるとか、トイレに行こうと考えてから1時間かかってトイレに行くとか。頭の回転の低下がものすごい。戦時中に敵兵に使っていたいろいろな投薬はどんなことになっているのかと想像できませんね

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    1. 動画見ました.他の動画も見ます.
      ウチの父が入院した閉鎖病棟はこの動画ほどブッ飛んでませんでした.みんなおとなしかったです.

      華原朋美がTVインタビューでぼーっとしてたことがありました.あれも精神薬が抜けてなかったのだと思います.

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    2. TVインタビューでそんなのありましたか。ほかの動画では、アマゾンの奥地の奇食ネタは楽しめました。ディスカバリーチャンネルの金採掘のゴールドラッシュも好きです。採掘場所をどう見つけるかが難しくて。採掘場所の権利をめぐるごたごた、お金がからむので生々しい。機械の修理や製作、おもに鉄工所のお仕事やパワーショベルの整備(パンク修理やオイルホース修理) パキスタンの自動車修理の動画を見ている人ならまあまあ楽しめるかと。

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    3. ゴンザレスchの動画一覧を見たところ、オススメに表示されていたもののクリックしなかったのがポコポコあるのに気づきました.大食いはやってないみたいですね.

      ゴールドネタで、大量のプリント基板を王水に漬けてゴールドを取り出すのがやたらと不健康そうでした.茶色のガスが出て来たりするんです.ホラー

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  2. murasaki
    一人暮らしの叔父が痴呆→暴力化→措置入院のルートをたどって今は特養で暮らしています。叔父の兄弟はほぼ亡くなるか音信不通で自分と兄で対応しましたが、時間的な負担、精神的負担に加えて恐ろしい額の出費が必要でした。個人の負担もですが、各種保険からの出費は更にその数倍でしょうから財政的に持続可能とは思えません。
    社会として長寿化は本来良いことなのですが、痴呆→暴力化のコースに入った時にどうしていくのが良いか、公的に標準的な対策を決めておいてくれないと施設のスタッフの方を含めて周囲が破綻しますね。叔父を措置入院させることには少なからず罪悪感もありました。中規模開発の終盤対応くらいの負担感はありました。

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    1. 痴呆→暴力化→措置入院→ホーム→死亡
      すったもんだの末に落ち着く定型ルートですね.発狂したら隔離・調整以外にありえませんから.
      しかし、地域包括センターや老人ホームと精神病院とのリンクは弱いように感じます.内科医とのリンクは密接なんですけどね.ヤバい兆候に気付いたらすぐに精神科、これが大切なんだけど、そのルートが弱い.

      ウチの母はめんどくさい性格です.罪悪感については、わたしには何も無かったのですが、母親が疑わしいと予想していました.
      つまり、毒父を老人ホームへ入居させるのを罪悪感ゆえに拒否するだろうとの予想です.
      そこで、家族で決めるのではなく、母の兄妹(わたしの叔父叔母)を交えた親族会議の形態にして招集しました.父の脱走で叔父叔母にも迷惑をかけていたから事情は伝わっています.親族会議の目的は、親族総がかりで母を説得することです.

      親族会議が始まるや否や、母は「あたしにはもう無理だから老人ホームにいれましょう」とサバサバしてやがんの.なんだその落差は?なんだその掌返しは? こいつもお脳の辺りを検査してもらったほうがいいんじゃないのか?って思いました.

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    2. murasaki
      自分も数年前に会社で暴れた双極性障害者の対応経験が無かったら、立ちすくんでいたと思います。周囲の調整も含めて対応できるのはすごいです。大概の人は泥かぶるのを嫌がって善人ポジションキープしようとするし。

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    3. 双極性とは厄介そうですなぁ、はぁぁ

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  3. 15年以上前、20年たっているかもしれないですが、長野?の栗田?精神科病院のドキュメンタリー?で、痴呆老人特集「栗田なら受け入れてくれる」と最後の綱 のような番組 まだ、デーサービス介護施設のないころで、痴呆老人の受け入れ先がなくてどうしたものかとお困りの人たちの話だったかな しものお世話が必要な老人の話もあったような。介護の仕事の人いるのですが、顔つきが介護の仕事するようになってから苦労がにじみでている 

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    1. 精神症状が悪化した人に対して、デイサービスは役に立たないものでした.デイサービスや老人ホームは「正常な社会の一部」なのだと痛感しました.
      ところが患者本人が脱走暴力暴言と「非社会化」してしまうので、社会に居場所がなくなります.ならばどこに居場所があるのかというと、栗田精神病院なんですねぇ.当然の帰結っていうわけで.

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  4. 「栗田病院」で、検索すると、長野と川崎の2つの病院がヒットするのですが、
    両方ともに「精神科」が、ありますね。しかも、両者とも、
    「認知症」「老人介護」も、扱ってるから、ややこしいことこの上ない。

    >なぜか精神薬物治療が手ぬるい
    実はこれ、「患者を長く引き留めるため」に、わざと「軽めの薬」を、使ってんじゃないでしょうか?(まぁ、最近は昔と違って「自然治癒力を期待して、軽めの薬を使う」のが支流なので、そういう意味もあるかも知れませんが。)
    ※これはおそらく、「病院の考え方(治療方針)次第」で、
    ・「軽い薬で、長く引き留める」
    ・「強い薬で『サクッと』治して、回転率を上げる」
    の、どちらかになるのではないかと思います。(医者も「商売」なので、どちらかの方法を取らないと、病院が潰れてしまいますので・・・)

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    1. >患者を長く引き留めるため

      あーそれはあるかも.

      ウチでお世話になった精神病院は「長く居られると困る」スタンスで、「最近は落ち着いているのでそろそろご退去を」という連絡が来たりしましたがコロナ流行で面会できなくてどうにもならんとか、グダグダでした.

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  5. 読者 ライブ配信で精神科看護師なる人、3年目で転職しようかと思ってます。5時に帰れるのだけれど、患者がぼけていてと、汚い話になっていて、気分的によくないなどと言ってました。かと思えば、精神科に障碍者補助もらうためにおまえ偽装入院だろうとどMなことされたよのゴシップ系雑誌記事を読んで、どSな看護師のあらわれもないいろいろを読んで、精神病棟に向き不向きがあるのかと、感心した。勤務自体は他の科より身体的に楽ですだそうですよ。

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    1. 心臓の病棟は忙しいわよ、と耳鼻科の看護師に聞いたことがあります.精神科も体力的には楽と言えば楽かも.

      エロゲーム「夜勤病棟」には比良坂竜二という鬼畜な医師が登場します.ヒラサカなのですがモデルはわたしではありません.

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    2. 読者 2005年の聖カトレア総合病院でのストーリーですね。その参まであるようで、名作なのでしょうか。
      その昔、秋葉原で学生がコミケでもらえるおおきな紙袋サイズの布バックをかかえており、つまづいたのか、カバンの中には20個くらいその手のソフトが入っており、こんなにいっぱい買ったのかと、量の多さに驚きました。
      ミシンのような足踏みスイッチを使うものですよと、詳しい人から聞いたことあります。

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    3. 名作ではなさそうですが、それなりに人気はあったみたいで「ヒラサカさんそんなのやめて」とかいうPVがお店で流れていると居心地悪かったのを思い出します.

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    4. >カバンの中には20個くらいその手のソフト

      LAOX ザ・コンのエレベータで、会計前のCDかソフトを10枚ほど持った男が乗って来ました.ぜーぜーはーはー言ってました.ロクな事にならない癖です.見逃してあげました.

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  6. 年金支給手続きのときに、遺言状を書く事と、相続人のリスト提出を義務付ける法律でも作った方がよさそうですね。
    隠し子が居たのを記録していないと、

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    1. 義父が死んで相続手続きをしました.
      義母に確認しました.
      ひら「これで相続資産は全部であってる?」
      義母「はいそれで全部よ」

      相続後に、補足できてなかった不動産が発覚.
      ひら「なんだよこんなのがあるじゃん、なにこれ?」
      義母「あのね、そっちに農地があるのよ」
      ひら(なにをぬけぬけと)

      義母は相続手続きというものを何も理解してなかった.fuck!

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  7. 強制的に隠し子の遺留分は実子とかには支給されない状態になるとか決めておけば、年金請求前には親族が一同に会して相続について決めるように集まるようになると思います。
    そうそう、当然資産リストはこの段階で申告が必要で、このとき申告漏れしたものは基本相続できないようにしてしまえば、なくなって残される遺族の負担も少なくなると思われます。

    そうですね、今ならNHK党なんて作るより、相続党でも作って、無駄な空家が増える状況を何とか回避してしまえばよいんですよ。
    太閤検地じゃないですけど、令和検知を行って、所有者が居なくて放置状態の土地や建物を地方自治体の所有へ移行できるようにするのもよさそうです。
    法律化するときには現行の法律とのすり合わせは必要になると思われますが、そろそろ戦後のドタバタで残っている膿を出す時期が来ているように思えます。

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    1. これまた我が家関係の相続であったこと.
      親族が死んで資産をリストアップしたところ「相続手続きを怠っていた土地」が発覚.登記簿上の所有者が何10年も前に死んだ親族のままでした.
      相続手続きを行う前にその土地登記を正常化する必要が生じます.その場合、子孫全員の署名が必要で、離婚してるわ行方不明だわの子孫を探偵雇って探したそうです.
      ひでー

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    2. 敗戦でマッカーサーのやった3代で滅びる 相続税と田分け(均等分配)です
      米では25億円超でないと相続税かからない
      均等分配は 昭和時代の子供3人程度でも3x3x3=27で分割する。 27坪の土地は1坪に分割される。
      家督相続で長男だけ相続 から 相続税と田分け均等分配にした 日本の経済は衰退するシステムは機能して経済壊れているんですかね。
      派遣法で 年収300万円時代説の経済評論家の説は、年収200万円時代になっているとネット情報で

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    3. ご近所のとあるお方....
      江戸時代の旗本か何か→明治で華族→元勲の一人→広大な土地所有→それから4代目御当主で全部売って去りました.一生食っていける現金は持ってるでしょうけど.

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    4. 田園調布では、バブルのころから、土地がだんだん小間切れになてきているそうです

      敗戦で小麦粉を売りつけてパン食にして、給食で根付かせる
      米を減らして食料自給率を20%にさせ、戦争できないようにした
      小麦の輸入変動でウクライナ戦線勃発で値上がりで右往左往しました
      鉄道郵便電話を民営化させて、株式配当金をとりあげる。国営であれば、国民に分配されていたものを配当金で貿易赤字にする
      航空機を生産できないようにした 技術の喪失 
      自動車関税で輸出できないようにして、現地生産で最大の日本の輸出貿易黒字を減らす
      半導体をプラザ合意で企業に数値目標を作らせ第2の輸出貿易黒字を潰す
      いろいろありますね

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    5. 認識その通りです。

      コロナ騒動を見て、日本人は精神年齢が子供すぎてナイーブなまま滅ぼされるだろうなと思いました。
      マッカーサーに12歳と言われたけど、今は14歳かな。
      80年前の占領の爪痕があるのは確かにそうなのですが、憲法改正にせよ非核三原則にせよ自分で考えて変えることも可能なのに出来ない幼稚さの罪深さの方が2023年時点では大きなマイナスではないかとガックシであります。

      そんなハナシを投稿しようかなと思いつつ。

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