2022年4月5日火曜日

ジャンクCPUからGOLDを採取する動画

ジャンクCPUやジャンク基板からGOLDを採取する動画はyoutubeでチラホラ見かけます.

今回ご紹介する動画は1ロットで6.7gのGOLDが採れたというのでなかなか良い収穫量だと思います.現在1gで¥8000超えてるのでイイ感じじゃないか?

↓Pentiumです.メッキのGOLDを採取します.
↓バケツに入れたCPUは50個ぐらいありそう.硝酸ぶち込み! 2weeks放置!
↓2weeks後には封止のハンダが溶けて、package内部のボンディングワイヤも剥き出しになるという算段です.硝酸だけしか投入してないので金はまだ溶出してません.
↓さぁいよいよ王水を投入でございます.王水って黄色なんですね.知りませんでした.
↓不気味に泡立っています.茶色の気体はNOガスでしょうか? すげー健康に悪そう.金溶液って緑色なんですね.知りませんでした.同時に銅とかニッケルも溶出しちゃってるんじゃないかな?
↓反応が終わったらろ過します.見た目は塩化第二鉄としか思えない色をしてます.
↓これに、尿素+ピロ亜硫酸ナトリウムという聞きなれない化合物を投入し、沈殿した泥がGOLDの粉です.GOLDキターッ
↓坩堝で溶かして出来上がり.
↓目方でドーン! 6.7gゲット! 5万円ぐらいになると思われます.これをさらに精製するのかどうかは動画には収録されていませんでした.

ケミカルも楽しそうだけど溶液で部屋が汚れるのが嫌なところ.
白金が採れたらいいですね.

こちらが動画です.

GOLDイェーィ

追記: 中東かインド辺りで 中国で、ジャンクプリント基板から貴金属を抽出する人々の映像を見たことがあります.そこではプリント基板全体を焼いて炭のようにしてました.エポキシを低温で焼いたらダイオキシンとかヤバイ反応生成物が出そうだし、鉛をはじめとする重金属がダダ洩れで不健康そうでした.なおジャンクプリント基板の入手元には日本も含まれるんだとかなんとか.

7 件のコメント:

  1. 産業用貴金属は、たしか2割くらい安かったはず...それでも結構な省益ですよね^^)。
    自動車のマフラーの触媒からはプラチナやパラジウム(金より高価)が取れますので、”廃車鉱山(宝の山)”とも呼ばれます。

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    1. ああマフラーですか、そこにあったか白金様.美味しそうです.
      パラジウムはロシアがあんななので価格上昇中かな?

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    2. 確かこの動画のやり方だと、
      「日本では、手に入らない薬品」(確か、硝酸関連だったと思います。
      一般に、特別な理由がないと個人では買えないモノだったハズ。)
      を使ってるので、「動画を見て満足」しなければならない
      (笑。逆にストレスが溜まりそう)と言われてます。

      ※思い出しました。「爆薬の原料」に、なるからですね。まぁ、
      「抜け道」は、あったハズですが、手続きがめんどくさかったような。

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    3. >硝酸…
      いやぁ...、さすがにこれを”個人(趣味?)”でやる人はいないんじゃまいかと...ヘタすりゃ死ぬりまっせ^^;)。

      ”硝酸”は爆薬の原料だからと言うより、たんに危険・毒性が強いから規制されているんだと思います(試薬として買おうと思えば買えます)。ステンレス溶接の現場では、それこそポリタンクに積まれて使っていますしね(”焼取り”や磨いたり”梨地”にしたりとかとか...用途多)。
      簡単に爆薬が作りたなら、もっといいものがそこらのドラックストアにあ...以下自粛^^)。

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    4. 綿を硝酸に漬け込んでおくとニトロ化して爆発的に燃える物ができるんだとか.

      あぁ、ケミカルしたい....(部屋が汚れるのは嫌)

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    5. 硝酸+硫酸の混酸で綿や紙を処理(硝化)したものが”ニトロ・セルロース”(銃弾の発射薬にも使用可)、トルエンを処理したものが”トリ・ニトロ・トルエン(TNT爆薬)”、グリセリンを処理したものが”ニトロ・グリセリン”ですね^^)。

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    6. そうそう、ニトロ・セルロース.

      心臓薬「救心」の成分はニトロ・グリセリンらしく妙な物が効くもんです

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